Green Carbon、フィリピンでのカーボンクレジット創出プロジェクト開始
Green Carbon株式会社(以下、グリーンカーボン)は、フィリピンのブキドノン州マラマグにおいて、間断灌漑(AWD)を活用したカーボンクレジット創出のパイロットプロジェクトを開始します。この事業のスタートは2025年の雨季を予定しており、初年度は約100ヘクタールの水田を対象に技術検証を行う見込みです。プロジェクトは3年間の期間を設け、最終的には5,000ヘクタールへの拡大を計画しています。
1. プロジェクトの背景
本プロジェクトは、グリーンカーボンと兼松株式会社、さらにはCentral Mindanao Universityの協力によって進められます。グリーンカーボンは「生命の力で地球を救う」をビジョンに掲げ、日本国内外でのカーボンクレジットの創出から登録・販売までをトータルにサポートしています。
兼松株式会社は、中期経営計画において農業・食品分野を重点とし、バイオ炭などを利用したカーボンインセットの実践に力を入れています。また、フィリピンやタイでのJCM事業も強化し続け、脱炭素社会に貢献する姿勢を示しています。
2. AWDとは
間断灌漑(AWD)は、水田の水位に基づいて水を供給し、定期的に自然乾燥させる手法です。この技術を用いることで、水の使用量を削減し、水資源の保全にも大きく寄与することが期待されています。
3. 地域の特性と農業状況
ブキドノン州は、高原地帯に位置し、温暖な気候が続くため安定した農業生産が可能な地域です。州全体の約45%が農業に利用されており、多くの水田が存在します。マラマグ地区を含む周辺地域は、肥沃な土壌が広がっており、これからのプロジェクト展開に大きな期待が寄せられています。
4. 今後の展望
グリーンカーボンは、2026年を見据えた本格的な事業化に向けて事業化検証を進め、得られた知見を基に対象地域の拡大を狙います。また、科学的にAWD技術の温室効果ガス削減効果を実証し、気候変動対策の有効性を国内外に発信していく計画です。さらに、現地の農家や自治体と連携し、持続可能な農業モデルの構築を推進することで、地域経済の発展と環境保全を同時に達成することを目指します。
5. 地元大学の役割
Central Mindanao Universityは、農業や生物多様性の研究に重きを置く総合大学であり、地域貢献の一環として、このプロジェクトにも関与します。彼らの専門知識は、プロジェクトの成功に欠かせないものとなるでしょう。
【お問い合わせ】
本プロジェクトに関する詳細については、
Green Carbonの公式ウェブサイトをご覧ください。