航空整備士の魅力を伝える動画公開！整備人材の増加に向けた取り組み

航空整備士のプロモーション動画公開の背景

令和7年7月25日、国土交通省は航空整備士の魅力を広く伝えるためのプロモーション動画を発表しました。この動画は、公益社団法人日本航空技術協会（JAEA）が制作し、今後はYouTubeやSNSを通じて全国に配信される予定です。航空整備士の人材を増やすことが急務となっている現在、政府と業界関係者が一丸となって取り組んでいます。

2030年を見据えた航空整備士の人材確保

日本は2030年に6000万人の訪日外国人を目指しています。それに伴い、航空需要が高まるとの見通しが立っており、航空業界での人手不足が懸念されています。このような背景から、昨年2月には「航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会」が立ち上げられました。具体的な施策としては、整備士や操縦士の確保に向けた取り組みが進められ、今年の3月には最終的な報告がなされました。

航空広報戦略推進協議体の設立

整備人材のなり手を増やすために、官民からなる「航空広報戦略推進協議体」が今年3月に設置されました。この協議体にはJAEAをはじめ、全日本空輸やJALエンジニアリング、中日本航空専門学校など、航空業界の複数の団体が参加しています。これにより、整備士の魅力を発信し、業界への参入を促進することを目的としています。

プロモーション動画の内容

今回公開されたプロモーション動画は、職務の魅力ややりがいを視覚的に伝える内容となっており、視聴者に航空整備士の仕事の面白さや重要性を理解させるものです。安全な航空運航を支える重要な役割についても触れています。動画は国土交通省の公式YouTubeアカウントや各種SNSで視聴可能で、これによってより多くの人々に航空整備士の職業を知ってもらう狙いがあります。