日本舞踊の魅力を届ける「直三の会」
2026年12月12日(土)、日本舞踊家である藤間直三が自ら主催する自主公演「直三の会」が開催されます。この公演は、日本舞踊の美しさを多くの人に伝えることを目的としたものであり、藤間直三の活動の強化を反映したものでもあります。
藤間直三は、日本舞踊の舞台への出演や演出、振付を行っており、近年ではジャンルを超えた共演にも積極的に取り組んでいます。2024年には第七回日本舞踊新鋭賞を受賞し、2026年には舞踊批評家協会新人賞も手にするなど、彼の評価は年々高まっています。さまざまな舞台で自らの技術を磨き続ける彼の情熱は、今回の公演にも色濃く反映されています。
プログラム内容
「直三の会」では、歌舞伎舞踊の二つの名作が披露されます。最初の演目は常磐津「粟餅」で、これは歌舞伎俳優の中村橋之助との共演によって実現します。この演目は、江戸時代に人気があった粟餅売を題材にした明るく楽しい舞踊です。お客を呼び込む振り付けや、曲搗き・曲投げなど多彩な動きが見どころで、最後は団扇太鼓を打ち鳴らしながらの軽快な踊りで幕を閉じます。二人の立ち役による踊り比べは、観客にとっても楽しみの一つです。
次に披露されるのは長唄・常磐津「奴道成寺」です。この演目は、白拍子花子が登場する道成寺の鐘供養の瞬間を描いていますが、実は花子は男の狂言師である逆手の趣向が描かれています。さらに、三つのお面を使って異なる役柄を表現し、その華やかさは見逃せません。最後には花四天との立ち回りが加わり、観客に強い印象を与えます。
開催情報とチケット販売
公演は、昼の部が13:30、夜の部が17:30に日本橋公会堂で行われます。開場は各回の30分前です。料金はSS席が10,000円、S席が8,000円、A席が6,000円となっています。また、演奏は常磐津和英太夫社中や杵屋五助社中などが担当し、演出に彩を添えます。チケットの発売は2026年7月19日(日)から、イープラスにて行われます。
藤間直三のプロフィール
藤間直三は1992年に東京都で生まれ、故藤間秀三、藤間秀之助に師事しました。2014年に東京藝術大学音楽学部邦楽科日本舞踊専攻を卒業し、その後も数多くの舞台で活躍しています。2022年には本公演に先立つ形で、国立劇場主催の公演などにも出演しており、舞台の幅を広げています。また、彼は振付家や演出家としても活躍しており、舞台芸術の発展に貢献しています。
「直三の会」は、初めて日本舞踊に触れる方にも分かりやすく楽しい内容となっており、伝統芸能の奥深さを堪能できる貴重な機会です。藤間直三のパフォーマンスを通じて、ぜひ日本舞踊の魅力を体験してみてください。