2026年3月2日、京都市に本社を置くファッションブランド「CL by C.ルメール」が、一般社団法人全日本学生馬術連盟へ446,195円の寄付金を贈呈しました。この寄付は、クリストフ・ルメール騎手と同社のCEOである平岡千菜美氏が、馬術文化の振興を目的として進めている取り組みの一環です。
贈呈式は、競走馬の共同出資クラブとして知られる有限会社キャロットファームの東京都本社で行われ、ルメール騎手、平岡氏、全日本学生馬術連盟の山内英樹会長、野口副幹事長、加藤副理事長が出席しました。この寄付は、2025年度のパートナーシップコレクション「キャロットファームとのコレクション」に基づき、同コレクションの売上の5%が全日本学生馬術連盟に寄付されることで実現しました。
同コレクションは全4アイテムから構成され、その中の2アイテムは2017年の日本ダービー優勝馬レイデオロに敬意を表して制作されました。残る2アイテムはキャロットファームの勝負服のカラーからインスパイアを受けたデザインとなっています。このパートナーシップは2026年まで続く予定で、今後も売上の一部が引き続き同連盟への支援につながる見込みです。また、年内には新しいアイテムの発表も予定されています。
関係者の声
キャロットファーム代表取締役社長の黒田真知子氏は、ルメール騎手のブランドを通じて馬事文化の振興に取り組む姿勢に感銘を受け、今回のパートナーシップに非常に喜んでいると語りました。ルメール騎手自身も、自身のブランドを通じて馬術界を応援できることを誇りに思うと話し、新世代の騎手やホースマンたちに情熱を持って成長する機会を提供できることを嬉しく思っています。全日本学生馬術連盟の山内会長は、寄付金が連盟の運営に有効に活用されることを約束し、深い感謝の意を表明しました。
学生馬術の重要性
全日本学生馬術連盟(通称:学馬連)は、1957年に設立されました。現在、80の大学が加盟し、約1,300名の部員と700頭以上の馬が活動しています。学馬連は、日本の馬産業を支える人材を育成することに注力しており、JRAおよびその関連会社での就職割合が高いです。特に、東京2020オリンピックでは、日本代表選手の約75%が学馬連出身者でした。これにより、学生たちは馬と共に過ごしながら、命の尊さや責任感を学ぶことができます。
さらに、学馬連は引退競走馬の受け入れ先としても重要な役割を果たしており、約71%が引退競走馬です。これにより、競走馬のセカンドキャリア支援にも寄与しています。
CL by C.ルメールの社会貢献
CL by C.ルメールは2022年の創設以来、馬事文化の発展と馬に関わる支援活動を積極的に行っています。2022年には引退競走馬支援団体TCCへの寄付を行い、現在も全日本学生馬術連盟を含む複数の団体を支援中です。この活動の一環として、同ブランドの売上の一部が寄付に充てられており、2025年には合計約100万円以上が寄付される見込みです。
「CL by C.ルメール」は、トップジョッキーであるクリストフ・ルメールが自身の手で立ち上げたファッションブランドであり、競馬の魅力をファッションを通じて伝えています。日本国内で製造され、地域産業の継承とも結びついています。公式オンラインストアや直営店での販売も行っており、幅広い商品展開が期待されます。
クリストフ・ルメール騎手は、フランス出身でありながら日本での競馬界での活躍が目覚ましい選手です。彼の影響力を背景に、ファッションブランドを通じて馬事文化を広める取り組みが今後も注目されるでしょう。