家族の外出を広げる「IKOUポータブルチェア」の受賞
株式会社Halu(ハル)は、障害児も健常児も安心して使用可能な「IKOUポータブルチェア」を開発し、アメリカン・エキスプレスが主催する「RISE with SHOP SMALL 2024」において、ショップスモールA賞を受賞しました。この賞は、性別や年齢、障害の有無などを超えた多様性を重視した店舗づくりや地域活性化に寄与する中小企業を支援するプログラムです。
Haluの代表である松本友理氏は、「自由で自分たちらしい外出を、すべての子どもと親たちに」というコンセプトのもと、インクルーシブデザインを活用した製品開発に取り組んでいます。インクルーシブデザインとは、ユーザーの多様なニーズに応じて製品を共に創り出すアプローチであり、多くの人々の交流機会をさらに広げることを目指しています。
「IKOUポータブルチェア」の特長
「IKOUポータブルチェア」は、体幹が弱い子どもに最適な製品で、移動が簡単で、大人用の椅子にも簡単に設置できます。これにより、外出をしやすくし、障害児の保護者の悩みを軽減します。2022年の発売以来、個人のお客様だけでなく、さまざまな商業施設でも利用されており、特に小さなお子様を持つ家族にとって重要な選択肢となりました。
このチェアは軽量で、折りたたみ時のサイズは横34cm、縦27cm、高さ15cm、重さは3.2kg。つまり、女性でも楽に持ち運べ、様々な場面で活用することができます。さらに、SGマークが取得されており、安全性にも配慮されています。また、2022年にはグッドデザイン賞を受賞し、スタジアムなどでも活用できるアイテムとして注目を集めています。
「RISE with SHOP SMALL 2024」での受賞意義
今回の受賞は、Haluがこれまで行ってきたインクルーシブデザインによるものづくりのプロセスが評価された結果です。受賞金を活用し、より多くの人々に「ともに使える」プロダクトの重要性を伝え、多様な人々の交流を促進する取り組みを進めていく意向です。松本代表は「この支援を活かして、より多くのインクルーシブ商品を開発し、普及させていきたい」と意気込みを語っています。
最後に
株式会社Haluは2020年に設立されて以来、インクルーシブデザインを通じて、障害を抱える子どもたちやその家族が安全に快適に過ごせる製品を提供しています。今後も彼らの声を反映させた製品作りを続け、多くの家庭に外出の楽しさを広めていきたいと考えています。Haluの製品や活動に興味のある方は、公式ウェブサイトやSNSを通じて情報をチェックしてみてください。
詳細情報は
公式ウェブサイト および
オンラインショップ をご覧ください。