日本酒の国際化
2019-01-21 13:00:56
日本産酒類の魅力を海外に広める新プロジェクトの全貌
日本の伝統的な酒、特に日本酒の魅力を海外に伝える新たな取り組みが本年度スタートしました。このプロジェクトでは、世界各国から選ばれた9名の酒類専門家に日本酒の製造過程やその背景となる日本の文化、風土を学んでもらうことを目的としています。参加者は実際に酒蔵を訪問し、地元の料理とのペアリングも体験。この活動を通じて、海外での日本酒に対する理解を深めてもらい、魅力を広めることが期待されています。
プロジェクトの中心となるのは、日本酒の公的研究機関である独立行政法人酒類総合研究所です。この組織がレクチャーを担当し、日本酒についての正しい知識を提供します。この取り組みによって、参加者は自国での日本酒の普及に貢献することが求められ、影響力のある専門家たちが日本酒の認知度向上に尽力することが期待されています。
本年度の事業は、1月28日から31日までの4日間にわたり、山形県、群馬県、広島県の酒蔵を訪れる形で実施されます。具体的には、初日には山形県天童市にある出羽桜酒造と、河北町の和田酒造を訪問し、製造の現場を見ることができます。また、29日には米沢市の小嶋総本店と群馬県利根郡の永井酒造を訪れる他、群馬県内の酒蔵との交流会も開催されます。この交流会では、地域の酒文化に触れ、専門家同士のネットワーク作りが図られる予定です。
続く30日には、群馬県沼田市の大利根酒造と広島県東広島市の賀茂泉酒造を訪問し、地域の酒造りを学ぶことができます。そして最終日には、酒類総合研究所での講義が行われ、専門的な知識を深めることができます。
このような取り組みは、日本産酒類が国際的に認知されるきっかけとなり、世界中で日本酒の魅力が伝わることでしょう。また、参加者が母国で積極的に情報を発信することが、日本産酒類のブランド力を高めることにも繋がります。日本酒の伝統が、国境を越えて広がる日を楽しみにしています。
会社情報
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国税庁
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