ライカジオシステムズが新たなレーザースキャナーを発表
2026年6月10日に行われた記者発表にて、ライカジオシステムズ株式会社(本社:東京都港区)は新型の地上型レーザースキャナー「Leica RTC700」と「Leica RTC500」を公開しました。これは、建設や測量、インフラ、プラントなどの分野において、プロジェクトの納期が短縮され、同時にデータ量が増大している昨今のニーズに対応した製品です。
新型RTCシリーズの開発背景
現場で取得される情報を迅速に共有し、迅速な意思決定が求められる中で、Leica RTCシリーズはスキャンからデータの共有、成果物作成までの工程をリアルタイムで結びつけることを目指して開発されています。特に、スキャンとオフィス間の迅速な連携を保証し、プロジェクトの効率化及び品質の向上を図ります。
高速性と精度の向上
新たに採用されたプラットフォームは、従来のLeica RTC360の操作性を継承しつつ、Leica ScanStation Pシリーズの堅牢性と高精度を兼ね備えています。これにより、スキャンの速度が35%向上し、精度も最大40%改善されました。現場での品質を確保しつつ、迅速なデータ生成を実現します。
リアルタイムデータ統合機能の導入
さらに、業界初の「Livelink」機能により、取得した点群データはリアルタイムでHexagon GeoCloudにストリーミング可能です。これにより、複数のスキャナーから同一プロジェクトに対するデータの同時統合が可能になり、現場にいる間にデータの確認や共有が行えるようになります。プロジェクト全体の可視化が進み、スキャン漏れの早期検出も実現しました。
プロジェクトの進行と成果物の同時進行
さらには、スキャンが完了する前からオフィス側で成果物作成を進められるため、プロジェクト全体が効率的に運営できる新しいワークフローが実現されます。現場担当者のみならず、オフィスの設計・施工管理者もリアルタイムで状況を把握できるため、プロジェクトの進行が大きく改善されることが期待されています。
堅牢性と使用条件
新型RTCシリーズは、厳しい環境にも耐えうる性能を誇ります。動作温度は-20℃から50℃と幅広く、IP規格のIP55も達成しています。これにより、様々な過酷な現場条件でも信頼性を発揮します。
幅広い分野での活用が見込まれる
日本国内においては、特に建設現場やインフラの維持管理、プラントのデジタル化など、多岐にわたる分野での活用が期待されています。新型RTCシリーズは、業界全体の生産性を高め、プロジェクトの効率を向上させることでしょう。
ライカジオシステムズ株式会社リアリティキャプチャ事業部の長塚敬介部長は、「新型RTCシリーズは、データ取得速度の向上だけでなく、現場とオフィスの連携にも大きな変革をもたらします」と語っています。
最後に、2026年6月17日から20日まで開催されるCSPI Expoにおいて、RTCシリーズの実機が初公開される予定です。興味のある方は、ぜひライカジオシステムズのブースを訪れてみてください。
会社情報
ライカジオシステムズは、約200年の歴史を持ち、測量技術のリーダーとして知られています。本社は東京に位置し、国内外のプロを支えるソリューションを展開しています。詳細な情報については公式ウェブサイトをご覧ください。