大丸有のSDGs活動
2025-03-12 14:25:18

大丸有SDGs ACT5が示す持続可能な社会の実現に向けた新たなアプローチ

大丸有SDGs ACT5が示す持続可能な社会の実現に向けた新たなアプローチ



株式会社三菱総合研究所(MRI)と三菱地所が推進する「大丸有SDGs ACT5」では、持続可能な社会に向けた新しい取り組みとして、社会的インパクトの評価手法を構築しました。本プロジェクトは、企業や個人の行動が社会課題に与える影響を可視化し、SDGsの達成をサポートすることを目的としています。

背景と目的


「大丸有SDGs ACT5」実行委員会は、2020年度以降、大手町・丸の内・有楽町エリア(大丸有エリア)において、約35万人が就業し、約5,000の事業所が集積する環境を活用しています。このエリアでは、持続可能な社会の実現に向け、様々なSDGs関連のアクションが展開されています。

最近では、企業のCSR(企業の社会的責任)活動や社会貢献プロジェクトの効果を評価することの重要性が増していますが、評価方法にはまだ確立された基準が不足しています。この課題に応えるために、三菱地所はMRIに課題解決を委託し、インパクト評価手法の確立に取り組みました。

評価手法の概要


取り組みの一環として、2024年度のACT5キャンペーンに参加する約11,000人を対象にWebアンケートを実施しました。参加者からの約4,300件の回答をもとに、日常生活におけるSDGsへの意識や行動についての調査を行いました。また、下田MIRAIカレッジプロジェクトやE&Jの具体的なアクションを通じて、インパクト評価手法が構築されました。

主な成果


この取り組みから以下の重要な知見が得られました:

1. SDGsに対する日常生活での意識・行動の変化
ACT5の活動に参加することで、多くの人々が日常生活でのSDGsに対する意識や行動が変わったことが確認されました。

2. エリアへの愛着度の向上
ACT5に参加した人々は、大丸有エリアへの愛着が高まり、地域の活動に貢献する意欲が増したことが示されました。

3. ACT5の社会的インパクトの拡大
ACT5がもたらす影響は、参加効果、情報発信効果、取り込み効果の3つの側面から定義され、経済的な価値に換算すると年間で約900万円から約7,000万円の効果があることが推計されています。

4. 個別アクションの評価手法の構築
社会課題マップやロジックモデルを作成し、継続的な評価指標の設定により、インパクト評価手法が整備されました。

今後の展望


「大丸有SDGs ACT5」は、その効果を可視化することで、持続可能な社会の実現に向けての意義を広めていく予定です。将来的には、企業や地域の様々なステークホルダーと協力しながら、SDGsを軸にしたまちづくりを推進していく考えです。またMRIでは、企業の社会貢献活動の促進や地域課題解決に向けたさらなるインパクト評価に取り組むことで、非財務価値の可視化を進めていきます。

持続可能な未来に向けた「大丸有の挑戦」が、地域社会を変え、持続可能なモデル都市の実現に向けて進化し続けることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社三菱総合研究所
住所
東京都千代田区永田町2-10-3
電話番号
03-5157-2111

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