ユニ・チャームが新たにサーキュラーエコノミーパートナーシップに加盟

ユニ・チャーム株式会社が、株式会社タケエイが先に加盟した「一般廃棄物リサイクル技術推進に関するサーキュラーエコノミーパートナーシップ」に新たに参加することを発表しました。このパートナーシップは、地元自治体や企業、大学などの8団体と共に、リサイクルの推進や環境保護に寄与することを目的としています。

この取り組みは、ユニ・チャームが掲げる「相馬サーキュラーパーク」構想の一環として位置付けられており、様々な団体が連携して、廃棄物の削減やカーボンニュートラル技術の社会実装を加速し、資源循環型社会への転換を目指しています。ユニ・チャームはこのイニシアチブを通じて、環境への配慮と地域特性を活かした循環経済の構築に貢献していく意向を示しています。

ユニ・チャームのリサイクル推進活動

ユニ・チャームは、生理用品や紙おむつなどの衛生用品を製造・販売しており、その国内外でのシェアが高い企業です。特に、海外市場での売上高が6割以上を占めるなど、国際的な競争力を誇っています。また、ユニ・チャームは、使用済み紙パンツ（紙おむつ）の水平リサイクルを実現する「RefFプロジェクト」を推進しています。これは、リサイクル技術の向上を目指し、さまざまな回収手段や技術の開発に挑んでいることを示しています。

これまでは「乾式」によるリサイクルの実証実験を行ってきましたが、今回の加盟により「湿式」での実証実験も視野に入れることとなり、リサイクル技術のさらなる進化が期待されています。

加盟式と情報交換会の開催

6月27日には、ユニ・チャームの加盟を祝う加盟式が開催されました。この式典には、タケエイ、ユニ・チャーム、相馬市、南相馬市の関係者が参集し、参加者同士での意見交換や、今後の実証実験に関する計画が議論されました。

参加者の中には、福島県相馬市の民生部長やユニ・チャームの上席執行役員、さらには南相馬市の市民生活部長も含まれており、企業と自治体、学術界が一体となって、地域における循環型社会の実現に向けた具体的な行動計画が期待されています。

今後もユニ・チャームは、他の企業や団体とも協力しながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続け、新たなリサイクル技術の開発や社会実装を進めていくとしています。このような協力体制が進むことで、高度な循環型社会の構築へとつながることが期待されます。

今後の展開に、ぜひご注目ください。