岐阜から発信する新たな家具ブランド「ITAKURA2.0」
岐阜県に拠点を置く老舗材木屋、ヤマガタヤ産業株式会社が2025年4月から新ブランド「ITAKURA2.0」をスタートさせる。 このブランドは、唯一無二の「一点物の銘木」を使用した家具を製作し、主にホテルやオフィス、公共施設向けの非住宅コントラクト向けに展開するものである。
一点物の魅力を追求
ITAKURA2.0の最大の特徴は「ライブエッジ一枚板」を使用することだ。従来の家具では扱われてこなかった素材を用い、ひとつとして同じ形がない製品を提案する。この新たな取り組みは、顧客に対して新しい価値を提供し、家具の購入選択肢を広げることを目指している。
100年を超える技術と信頼
ヤマガタヤ産業は、その歴史もさることながら、木材取り扱いにおける高い技術力を持つ。 自社グループ内において銘木の買い付けから製材、加工までを一貫で行う体制を築いているため、高品質な商品を安定的に提供することが可能となっている。 これにより、ITAKURA2.0の製品も、品質を保ちながら定額での提供が実現される。
文化と技術のギャップを埋める
「ITAKURA2.0」は日本の伝統文化を重んじる。日本でよく知られている銘木素材を積極的に使用し、それに伴う手仕事の技術やストーリーを発信。家具は単なる道具ではなく、そこに込められた意義や背景を持つものであることを伝えたい。特に海外市場でも日本の素晴らしい woodworking 技術と素材の価値を届けることを目指している。
地域活性化と持続可能な社会
ITAKURA2.0の製品展開は岐阜の銘木市場を活用し、地域の経済活性化にも寄与する。地元の人材育成や地方創生を実現するため、地域に根付いた事業を展開。持続可能な製品づくりにもこだわり、端材を有効利用することで環境に配慮した製造工程を確立している。
2025年4月からの受注開始
本ブランドの受注は2025年4月から開始される。初めて実際の製品は、板蔵ファクトリーのショールームで見ることができる。さらに、2025年5月には「ITAKURA DESIGN EXPO」も予定されており、ユーザーや業者と直接コミュニケーションを取る機会も設けられる。 これにより、ITAKURA2.0が如何に具体的に展開されるかを広く知ってもらうことを目的としている。
最後に
岐阜の地から届けられる「ITAKURA2.0」は、昔ながらの技と現代のデザインを融合させ、明日を見据えた新たな価値を生み出していく。 非住宅向けに特化したこのブランドがどのような成長を遂げていくか、要注目だ。お問い合わせは公式サイトで可能であり、岐阜県瑞穂市のショールームも要予約で利用できる。具体的な需要に応じた形で、多様な顧客層にアプローチしていく姿勢が印象的である。