輸入車オーナーのEV購入意欲はわずか1割!その理由とは
輸入車を愛するオーナーの中で、電気自動車(EV)に対する関心がどの程度あるのか。カレント自動車株式会社が実施した調査によると、驚くべき結果が明らかになりました。輸入車オーナー149人を対象に行ったアンケートによれば、次に購入したい車としてEVを希望するのはわずか13.4%。残る86.6%はEV以外の選択肢を挙げています。
調査の背景
最近、各国の自動車メーカーがEV戦略を見直している中、カレント自動車は輸入車オーナーの意見を集約することにしました。これにより、彼らがEVについてどのように考えているのか、またEV以外に関心を持つ車種を調査しました。また、輸入車の中でもハイブリッド車の成長が期待される現状にも注目し、調査を実施しました。
調査の結果
輸入車オーナーに次回の購入を尋ねると、最も選ばれたのは「ガソリン車」で50.4%を占めました。次いで「ハイブリッド車」が25.6%、最後に「ディーゼル車」が14.0%と続きます。ここで注目すべきは、ガソリン車を選んだ理由です。「安心感」「燃料補給の容易さ」「乗り心地」の良さが主な要因として挙げられ、特に「安心感」は多くのオーナーにとって大切な要素のようです。
ハイブリッド車の購入希望者の声には、「燃費が優れている」「エコな選択肢」といった意見が多く、環境問題への関心も見受けられました。注目すべきは、ボルボが2030年までにEV専業化を目指していた方針を撤回し、ハイブリッド車を引き続き販売する方針を示したことです。これは、EVの需要が減少傾向にある中でハイブリッド車が新たな選択肢として浮上してきている現実を反映しています。
EVを購入したいオーナーの選んだメーカー
一方で、EVを検討しているオーナーの中では特定のメーカーが人気を集めています。「メルセデス・ベンツ」「BMW」「ボルボ」「アウディ」が同率で最も支持されており、それに続いて「フィアット」の名が挙がりました。
これらのメーカーの選択理由としては、「走行性能の高さ」や「デザインの魅力」、「航続距離の長さ」といった意見があり、多くのオーナーが機能性と外観に高い期待を寄せています。EVの将来的な普及が見込まれる中で、オーナーたちはしっかりと比較検討を行う必要がありそうです。
調査のまとめ
今回の調査結果は、輸入車オーナーがEVに抱く期待感と共に、ガソリン車やハイブリッド車への選好が強いことを示しています。また、バッテリーや充電インフラに対する不安が根強く、EVを購入する際にはガソリン車と同様の安心感が求められています。
今後、EVを選ぶにあたり燃料補給の容易さや走行距離の確保がクリティカルな要素となるでしょう。そして、外車王では引き続き市場動向を追いかけ、輸入車オーナーのニーズに応じた情報を発信していきます。
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カレント自動車について
カレント自動車株式会社は、自動車を修理・修復して再流通させることを使命とする会社です。ITを駆使しながら、自動車産業の循環型社会への移行を支援しています。