エリプティック、暗号資産のリスク分析機能を大幅に拡充し97%をカバー

エリプティックが行う暗号資産のリスク評価

2013年にイギリス・ロンドンで設立されたエリプティックは、暗号資産の信頼性を高めるために、ブロックチェーン解析技術を駆使し、金融犯罪の防止を目指してきました。創業以来7年間、同社は特に疑わしい取引の特定に努めており、その成果が業界でも高く評価されています。

分析対象の大幅な拡張

エリプティックが発表した新たな取り組みは、特に注目を浴びています。今日、同社の暗号資産取引リスク評価ソフトウェア「Elliptic Navigator」は、かつてはビットコイン（BTC）のみを対象にしていましたが、現在ではビットコインキャッシュ（BCH）やイーサリアム（ETH）、リップル（XRP）、ライトコイン（LTC）、さらにはステラルーメン（XLM）など多くの暗号資産に対応しています。

さらに、最近の暗号資産の多様化を受け、エリプティックは新たに87種類の暗号資産を対象に分析を開始しました。これにより、エリプティックのプラットフォームでは約97%の流通している暗号資産をスクリーニングすることが可能となります。これは、投資家や金融機関にとって、ますます複雑化する暗号資産の取引事情を理解しやすくする大きな手助けになります。

高い信頼性と今後の展望

エリプティックはそのデータの質と技術力を活かし、今後は暗号資産サービスプロバイダー（VASP）だけでなく、銀行などの金融機関にもリスク評価システムを展開し、業界全体の成長を促進し続けることを目指しています。特に、マネーロンダリング対策における信頼性の高さは、金融機関にとって非常に重要な要素となります。