日本初のブランドトークンとNFTプラットフォーム、24karatの新たな挑戦

2023年10月、24karat株式会社は日本初のブランドトークンとNFTプラットフォームを発表しました。これは、企業と顧客との新しいつながりを生む革新的な試みです。今回のプロジェクトの舞台に選ばれたのは、サッポロビールの「サッポロ SORACHI1984」です。このビールは、北海道の新しいホップ「ソラチエース」を使って開発されたことで知られ、多くのファンに支持されています。

ブランドトークンとNFTプラットフォームの背景

24karatは2020年に設立され、従来のポイントシステムに代わり、ブランドトークンと呼ばれる新しい形態の報酬を提供するデジタルウォレット「24karat ZAP」を発表しました。このウォレットでは、ユーザーが貯めたポイントを多様な方法で利用でき、より情緒的なブランドとのつながりを楽むことができます。

さらに、2021年からは「24karat NFT Marketplace」もスタートしました。これにより、ブランドのストーリーや体験をNFTとして購入・交換できるようになりました。これらのサービスによって、顧客はこれまで以上にブランドとの関係を深められるのです。

サッポロ SORACHI1984とのコラボレーション

「サッポロ SORACHI1984」は、その独自性からファンの間で広く知られ、多くの自発的なアンバサダーが存在します。24karatは、こうしたファンをさらに巻き込むため、ブランドトークンを通じてオリジナルのデジタルコンテンツや限定の会員証と交換する仕組みを導入します。これにより、サッポロ SORACHI1984に対するコミュニティ意識が一層強化されることでしょう。

将来的には、リアルな場でのやり取りも実現し、ファンをさらに増やすための仕組みが整えられる予定です。ブランド側はファンとの距離を縮め、ロイヤリティを向上させる機会を得られます。

資金調達の目的

今回の資金調達は、サービス全体のユーザー体験の向上や専用ハードウェアを用いたNFT活用の研究開発に費やされます。APIを活用して、他のプラットフォームへの組み込みも視野に入れ、この新しい流れに参加したい企業やブランドは問い合わせを呼びかけています。

XTech Venturesの支援

今回の資金調達にはXTech Venturesも関与しており、代表パートナーの西條晋一氏は小川さんとセスさんの起業に期待を寄せています。NFT市場は急成長しており、エンタメやファッションなどさまざまな分野でその可能性が探求されています。24karatは、この流れにおいて重要な役割を果たすと期待されています。