渋谷のアートスペース「Kura」で開催される新たなフォト展の魅力ルポ

渋谷オルタナティブスペース「Kura」で新たな視点を切り取る展覧会

東京・渋谷に位置するオルタナティブスペース「Kura」では、3月28日から4月11日まで、オランダ人フォトグラファー・マーク・アジズ・レッサンの個展『Leave Blank』が開催されます。この展示は、規制された中国の上海の景観をテーマにした作品が並び、アートを通じて自由や表現の限界を問いかけています。

新たな表現の場「Kura」

「Kura」は、創造力あるアート作品を発表する場として、また交流の場を提供する場所でもあります。UltraSuperNewが運営するこのスペースは、原宿にもアートギャラリーを持つクリエイティブエージェンシーが手がけています。2024年にリニューアルオープンした際には、さらなる進化を遂げて多くのアーティストたちに支持されています。

マーク・アジズ・レッサンの作品について

オランダで生まれ、上海での生活を経て今は東京を拠点とするマーク・アジズ・レッサンは、実験的な写真と映像を通じて新しい視点を提示することを目指すアーティストです。彼の展示『Leave Blank』は、中国国内で否定されたメディアミックスプロジェクトに焦点を当てています。彼の作品は、ハイパーノーマライゼーションという現象、つまり過度に正常化された上海の都市景観を探求し、写真が持つ真実性と創造的解釈の境界を問い直します。

「Leave Blank」のテーマ

本展示『Leave Blank』は、中国の伝統的な絵画技法「留白」に触発されたもので、意図的に余白を残した形で表現されています。このアプローチは、検閲の影響や、芸術を通じた抵抗の可能性を考察するとともに、同時に創造の余地がまだ存在することを強調しています。32名の中国人クリエイターとのコラボレーションを通じて、このメッセージはより強く伝えられています。

オープニングセレモニーとサイン会のご案内

展示のオープニングレセプションは、3月28日（金）の19時から21時まで開催されます。この日は、マーク・アジズ・レッサンが自著「Leave Blank」へのサイン会も行う予定です。アートファン、フォトグラフィー好きな方々にとって、見逃せないイベントとなるでしょう。

展覧会の詳細な情報

- 会期: 3月29日（土）〜4月11日（金）
- 開館時間:

火曜〜金曜 14:00〜19:00
土曜 11:00〜19:00

- 休館日: 日曜・月曜
- 場所: UltraSuperNew Kura （渋谷区東2-6-18エポック）
- 入場料: 無料

アートに興味がある方は、この機会をぜひ見逃さないようにし、クリエイティブな刺激を得てください。詳細については、こちらのウェブサイトを訪れてご確認ください。

UltraSuperNewについて

UltraSuperNewは、日本とアジアの若者文化を発信するクリエイティブエージェンシーです。原宿を拠点とし、インディペンデントなクリエイティブコミュニティをサポートすることを使命としています。現在、シンガポールやコロンボに加え、アムステルダムにも進出し、世界的な展開を進めています。アジアのアーティストに多くの発表の機会を提供しており、それぞれの文化的背景を活かして新たなクリエイティブを育んでいます。

UltraSuperNewのギャラリーでも各種展示を行っており、詳細な情報はこちらからご覧いただけます。