コンヴァノがHM Solution社と鼻筋形成糸リフトの開発契約を締結

コンヴァノがHM Solution社と鼻筋形成糸リフト素材の開発契約を締結

株式会社コンヴァノ（東京都渋谷区、代表取締役社長：上四元絢）は、連結子会社の株式会社シンクスヘルスケア（東京都港区、代表取締役：戸高大志）を通じて、韓国のHM Solution Co., Ltd.（京畿道河南市、代表：盧熹文）との間で鼻筋形成用の糸リフト素材に関する共同開発および日本市場における独占輸入代行契約を締結したことを発表しました。

背景と狙い

美容医療の分野において、特に日本では「切らずに形を形成できる施術」の需要が高まっています。中でも鼻筋形成は、顔全体の印象に深く関わるため、重要視されている部位とされています。しかし、従来のヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入には、形状崩れや非対称、ダウンタイムの長さなどのデメリットがありました。

本契約に基づき、吸収性糸を活用した新しいリフト構造を用いることで、形状保持力と柔軟性が両立できる施術の実現が期待されます。この提携を通して、従来の糸リフトに対する革新を進め、市場での新たなカテゴリー創出を目指します。

契約内容の詳細

本契約の対象製品は鼻筋形成用の糸リフト素材で、自然な立ち上がりと安定した挿入性、長期的な形状保持を実現する新構造を採用しています。合同開発はHM Solution社と行い、日本における独占的な輸入代行はコンヴァノグループが担います。

役割分担の内容は以下の通りです：

- HM Solution社：設計・製造、知的財産の管理、品質保証、医師教育のサポート
- 当社グループ：日本市場向けの要件定義、臨床評価、薬機法対応、流通・販売戦略の立案

独占輸入の対象は、鼻筋形成用糸リフト製品の販売やマーケティングを含み、期間については守秘義務により公表できませんが、適切な販売数量と品質要件を満たす条件付きの独占となっています。また、合理的な範囲での競業避止についても双方で検討しています。

今後の展開

この提携により、コンヴァノグループは注入施術に続く新たな事業展開として鼻筋形成市場への進出を図ります。ヒアルロン酸注入やプロテーゼの弱点をカバーする新たな鼻形成ソリューションを市場に浸透させ、自由診療領域で高付加価値施術の選択肢を広げていく所存です。
さらに、既に進行中のMETA BIOMED社との提携についても視野に入れています。この提携ではほうれい線などの中顔面領域に焦点を当てており、HM Solution社との契約は鼻筋形成に特化しているため、両事業は相互に補完しあう関係にあります。
これにより、医療機関および患者に対して、より多様な選択肢を提供できるようになります。