結成9周年を迎えるファイヤーナイフダンスチーム「シバオラ」
福島県いわき市に位置するスパリゾートハワイアンズで活躍するファイヤーナイフダンスチーム「シバオラ」は、2025年7月に結成9周年を迎えます。このチームは、日本で唯一、ファイヤーナイフダンスを専門に行うプロ集団として知られています。今回は、1年ぶりにリニューアルされた新単独ショー「O ae le Toa」が、2025年7月19日(土)よりスタートすることが決定しました。
新ショーのタイトル「O ae le Toa」はサモア語で「俺たちは何者だ?」という意味を持ちます。これは、結成10周年を迎えるにあたって、これまでの成長の軌跡を振り返り、自分たちの技術やパフォーマンスを見つめ直し、新たな一歩を踏み出そうという意義を込めたものです。
ファイヤーナイフダンスの歴史
ファイヤーナイフダンスは、南太平洋のサモアに根ざした伝統的な踊りで、戦いでの勝利のジェスチャーを表現しています。パフォーマーたちは大きなナイフの両端に炎を灯し、その火を操りながら華麗に舞う様は圧巻です。特にこのチームに所属するメンバーの中には、ハワイで行われるファイヤーナイフダンス世界選手権大会で世界第2位を受賞した実力派のパフォーマーが2名います。2018年に受賞した「バル憂弥」と2024年受賞の「ムア史弥」は、まさにその象徴とも言える存在です。
ショーの詳細
新単独ショー「O ae le Toa」は、2025年7月19日、20:30から約7分間のパフォーマンスで始まります。場所はウォーターパークのビーチシアターで、気軽に観覧できる環境となっています。ただし、期日によっては公演回数や時間が異なるため、事前に確認しておくことをお勧めします。
シバオラの歩み
「シバオラ」は、スパリゾートハワイアンズがファイヤーナイフダンスをポリネシアンショーに取り入れた1972年からの歴史の中で、様々な困難を乗り越えて成長してきました。当初は教える人もおらず、男性ダンサーたちは独自にバトンの回し方を学びながらトレーニングを重ね、自己流で技術を磨いてきました。この努力の結果、日本初のファイヤーナイフダンサーが誕生するに至りました。
現在では、シバオラは54年以上にわたり日本で唯一のファイヤーナイフダンスパフォーマンスを続け、新たなファンを獲得しています。2016年には、グループ演舞への転換を図り、より一層ダイナミックなパフォーマンスを提供するプロのファイヤーナイフダンスチーム「シバオラ」として新たなスタートを切りました。
結論
ファイヤーナイフダンスを通じて、日本における新たな文化が築かれてきた中で、シバオラの存在はますます重要なものとなっています。勇敢で力強いパフォーマンスは、多くの観客にインスピレーションを与えることでしょう。今年の夏、ぜひ「O ae le Toa」を観覧して、シバオラの心底からの演技を体験してみてください。期待が高まるこの新たなショーをお見逃しなく!