十和田市の新たな取り組み:コースター型アンケート
青森県の十和田市では、観光客からの声を積極的に集める取り組みとして、コースター型の来訪者アンケートが導入されています。この新しい施策は、観光客が手に取りやすく、且つ思い出として持ち帰れるコースターを利用することにより、更なる観光施策の向上を目指しています。
旅行の思い出にコースター
一般社団法人十和田奥入瀬観光機構が実施するこのプログラムでは、十和田市をイメージしたデザインのコースターを配布します。このコースターは、観光客が旅の思い出として持ち帰りたくなるよう工夫されたアイテムです。特にデザインユニット「字と図」が手掛けた2種類のコースターが特徴で、「馬」や「桜」、さらには「十和田湖」と「ひめます」など、地域のシンボルをモチーフにしています。
コースターの表面には、地域の特徴や魅力を詳しく表現した絵柄が施されており、一見の価値があります。市街地エリアには馬をイメージしたものが、十和田湖・奥入瀬エリアでは湖とその外輪山が描かれています。特に、光に当たると虹色に反射する銀色の絵柄は、一目で観光客の興味を引きます。さらに、コースターの裏面には地域づくりに寄与するメッセージが記載されており、観光客がアンケートに参加する動機付けとなっています。
アンケート参加のハードルを下げる工夫
このコースター型アンケートは、QRコードを用いた従来のカード型アンケートと並行して実施されますが、コースター型はその独特なデザインから、特に人気を集めています。これにより、観光客の回答数を増やし、より多くのフィードバックを得ることが可能になります。また、海外からの観光客にも対応するため、英語や中国語のメッセージも追加されており、国際的な交流を促進する目的も持っています。
便利かつ可愛いデザイン
コースターの上部には穴があいており、そこにリボンを通すことで、持ち物に取り付けたり、お部屋のインテリアとして飾ったりすることができます。観光客が楽しみながら、思い出を大切に持ち帰ることができる、まさに旅の贈り物とも言えるアイテムです。
このコースターは、十和田市内の飲食店や宿泊施設、観光施設で数量限定で配布される予定です。また、従来のカード型アプローチも合わせて行うことで、情報収集における双方向のコミュニケーションを図っています。市や地域事業者との連携を強化し、訪れる観光客にとっての魅力を一層引き出すために努力していきます。
まとめ
十和田市が導入するコースター型来訪者アンケートは、観光客の声を新しい視点で集める試みであり、地域の魅力を伝える重要なツールとなります。このプログラムを通じて、十和田市を訪れる人々との絆を強め、より魅力的な地域創りを進めていくことが期待されています。旅の思い出としても楽しめるこの取り組みが、今後どのように発展していくのか、非常に楽しみです。