新しい風を感じる再生可能エネルギーの遊覧体験
福井県美浜町で、国内初の再生可能エネルギーを活用した遊覧船が運航を開始します。この新しい遊覧船は、町の自然の恵みを最大限に引き出すために開発されました。その名も「クート」。この船は、全長18メートル、トン数14トンを誇り、29席の客席を持つFRP製の船体です。遊覧船では、湖に生息する水鳥「おおばん」の名が据えられています。
三方五湖の魅力を体験
この遊覧船が巡る三方五湖は、日本海につながる「日向湖」「久々子湖」などから成り立つ湖群で、豊かな自然環境が広がっています。国の名勝としても認定されており、湿地生態系を守るためにラムサール条約に登録されています。この地域の豊かな動植物とともに、自然観察や野鳥観察が楽しめるクルーズになります。
遊覧船は、太陽光などの再生可能エネルギーによって航行し、CO2を排出せず、排気ガスも出さないため、環境にも優しい設計がされています。また、エンジン音が極めて静かで、船が進むときに感じる振動も少ないため、自然の中で心が安らぐ時間を提供してくれます。
安全性への配慮
この船の電力供給は東京海洋大学と共同研究の成果をもとにしており、安心して航行できるデザインとなっています。片方のシステムに問題が生じても、もう一方で運行を続けることができるため、安全性も抜群です。
特別なメモリークルーズ
この特別なメモリークルーズは、令和7年9月23日(火・祝)に開催され、参加者には写真撮影の特典もあります。専属カメラマンが三方五湖の美しい風景を背景に記念写真を撮影し、合計4つのスポットで特別な瞬間を記録します。美しい湖の景色とともに、大切な思い出を残すことができる貴重な機会です。参加者には「五湖カフェ」のケーキセットも提供され、この日の体験をさらに充実させることでしょう。
参加費は、大人が5,000円、小学生が2,500円で、定員は2組限定となっています。この機会にぜひ、「三方五湖メモリークルーズ」に参加し、美浜町の自然と新しい遊覧船体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
参加申し込みは、専用の申込フォームから可能で、締切は令和7年8月31日(日)となっています。皆様のお越しを美浜町でお待ちしております。未来への豊かな自然体験を通して、素晴らしい思い出を作りましょう。