愛知県での住宅購入行動調査
愛知県で注文住宅の相談窓口「おうちモール」を運営するエンゲージェンシー株式会社が、最近行った注文住宅に関する調査についてお伝えします。この調査は、愛知県に在住する20代から40代の人々を対象に、注文住宅購入の実態やその際の不安点を探ることを目的としています。
調査の背景
おうちモールでは、人生での大きな買い物である注文住宅を、より安心して選べるようにサポートしています。しかし、実際にこのような相談サービスを利用する人はまだごくわずかです。このため、注文住宅を検討している人々の意向や、どのようにサポートが役立つかを調査する必要がありました。
調査概要
- - タイトル: 注文住宅の購入経験者・検討者への調査
- - 調査期間: 2023年12月~2024年1月
- - 調査対象: 愛知県に在住の20代~40代で、5年以内に住宅を購入したか、購入を検討している方
- - 調査方法: インターネット調査
調査結果のハイライト
調査の結果、いくつかの重要なポイントが浮かび上がりました。特に、約半数以上の回答者が予算や情報収集に悩んでいることが明らかになり、注文住宅を購入する際に適切なアドバイスや相談先が欠如していることがうかがえます。
予算や相談の実態
回答者の54.7%がハウスメーカーや工務店に直接相談していましたが、注文住宅相談サービスの利用者はわずか11.2%でした。また、ファイナンシャルプランナーに相談した割合は28.5%で、その満足度は68%に達しました。一方で、70%以上の人がファイナンシャルプランナーに相談していないという結果もあり、知識不足が見受けられます。
注文住宅相談サービスの認知度問題
特に注目すべき点は、52.9%の人々が注文住宅相談サービスを知らないと回答したことです。これは、初期段階でのサポートを必要とする人々が依然として情報を得る機会を持っていないことを示しています。
利用者の満足度
注文住宅を購入した人のうち、37.2%が注文住宅相談サービスを利用しており、その満足度は84.4%という高水準です。しかし、利用したことがない人(62.8%)の多くは、自分に合う住宅会社の選び方についての不安を抱えているようです。
利用したいかどうか
注文住宅相談サービスを利用したいと考えている人は42%で、適切な予算や住宅会社の紹介を求める意向が強いことが分かりました。しかし、18.6%の人は利用を希望しない理由として、公平なアドバイスが得られるか不安があると答えています。
まとめ
この調査から、愛知県内の住宅購入に関する現状が浮き彫りになりました。多くの人が適切な相談先を見つけることに苦労しており、専門的なサポートが欠如することが、不満や失敗の要因となっていることが示されています。
ファイナンシャルプランナーや注文住宅相談サービスを利用している人々は、高い満足度を得ているため、これらのサービスの認知度向上が今後の課題となります。家づくりにおける専門的なアドバイスを受けることで、失敗の少ない住宅選びを進める重要性が強調されました。