ダイテックとGMOの連携で住宅業界の契約プロセスが一新
株式会社ダイテック(東京都品川区)は、住宅会社向け基幹システム「注文分譲クラウドDX」と、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(東京都渋谷区)が提供する電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」とのAPI連携を開始することを発表しました。この連携によって、住宅関連の請負契約書の作成から締結、保管までのプロセスが完全に電子化されます。
1. 連携の背景
ダイテックの提供する「注文分譲クラウドDX」は、すでに90,000社以上の企業に利用されており、顧客管理や商談から契約、見積、さらにはアフターフォローまでを一貫して行えるシステムです。この基幹システムは、地域に密着した工務店から全国的に展開する大手ビルダーに至るまで、幅広い業界で高い評価を受けています。
一方、GMOグローバルサイン・HDの「電子印鑑GMOサイン」は、350万社以上の事業者に利用されている人気のある電子契約サービスです。これにより契約の締結や管理がワンストップで行えるため、業務の効率化やコスト削減、コンプライアンス強化が実現されます。
今回のAPI連携によって、両サービスの機能が結合され、住宅業界の契約業務が大幅に効率化されることが期待されています。特に、請負契約書の作成から締結までの一連の流れがすべて電子化されることで、契約のペーパーレス化が進みます。
2. 連携のメリット
この連携には複数のメリットがあります。
- - 請負契約は作成から締結、さらには保管までをペーパレスで管理が可能になります。
- - 契約締結のプロセスは簡単でスピーディーになり、時代のニーズに応えた迅速なサービス提供が実現します。
- - 契約書類の保管は安全に行えるため、必要な際の検索や管理も容易になります。「電子印鑑GMOサイン」の契約が別途必要ですが、その価値は十分にあります。
3. 電子契約の流れ
「注文分譲クラウドDX」の電子契約フローは、顧客が契約内容を確認の上、電子的にサインすることから始まります。その後、契約が自動的にデータベースに保存され、いつでもアクセスできる状態になります。これにより、書類の紛失や管理の手間が一気に解消され、企業の負担が減ります。
ダイテックとGMOの取り組みは、今後の住宅業界においても多くのメリットをもたらすことでしょう。デジタル化の流れは続き、より効率的でスムーズな業務運営が期待されます。
企業概要
ダイテック
- - 本社所在地: 東京都品川区南大井6丁目16番19号
- - 設立: 1969年10月
- - 代表者: 野村 明憲
- - 事業内容: 住宅産業向けクラウドの開発・提供
- - URL: www.daitec.co.jp
GMOグローバルサイン・ホールディングス
- - 本社所在地: 東京都渋谷区桜丘町26-1
- - 設立: 1993年12月
- - 代表者: 青山 満
- - 事業内容: 電子認証、印鑑事業、クラウドインフラ事業
- - URL: www.gmogshd.com
この新たな取り組みが、住宅業界における働き方改革や業務の効率化に貢献し、さらなる成長へとつながることを期待しています。