NOKグループの新工場開設について
NOK株式会社が、インド共和国パンジャーブ州モリンダに新工場を設立しました。この工場は、同社のグループ会社Freudenberg NOK Pvt., Ltd.が運営し、自動車用シール製品の製造を行います。開所式は2023年10月15日に行われ、2025年1月から本格的な稼働が予定されています。
モリンダ工場の特徴
モリンダ工場は、特にインド国内や日系、欧米系の自動車メーカー向けの製品を中心に生産します。主に製造される製品には、エンジンシール、バルブステムシール、ダストカバー、Oリングなどがあり、その自動化設備の導入により、2024年度比で約10%の増産を見込んでいます。これは、効率的で高品質な生産体制を目指した取り組みの一環です。
また、工場の屋上には1.5MWの太陽光発電装置が設置されるほか、最新の雨水利用装置も併設されることで、環境への配慮も見逃せないポイントです。これにより、NOKグループは持続可能な製造プロセスを確立し、社会的責任を果たしていく予定です。
NOKグループのミッション
NOKグループは「Essential Core Manufacturing」という理念のもと、社会に不可欠な製品を提供することを目指しています。自動車産業だけでなく、医療機器や電子機器など、多岐にわたる分野で技術を提供し、快適で安全な社会の実現に寄与しています。
同社は、部品だけでなく、さまざまな技術革新を通じて、約38,000人の従業員と共に持続可能な社会の構築に向けて取り組んでいます。これからのグローバルな供給体制の強化により、品質の高い製品を安定供給し続けることが期待されています。
モリンダ工場についての詳細
新設されたモリンダ工場の概要は以下の通りです。
- - 所在地: インド共和国パンジャーブ州モリンダ
- - 竣工予定: 2024年9月
- - 面積: 13,082㎡
- - 生産品目: 自動車向けシール製品
- - 稼働予定: 2025年1月
Freudenberg NOK Pvt., Ltd.は2000年に設立され、インド国内におけるNOKの事業を支えています。現在、モリンダ工場の他に南部のチェンナイにも工場を持ち、1,650人の従業員が働いています。
NOKグループは、今後もこのモリンダ工場を通じて地域社会との関係を深め、自動車産業のニーズに応える重要な役割を果たしていくことを目指しています。彼らの進展に注目が集まります。