20代、副業に熱い視線!7割が「勤務先で認められれば副業したい」
株式会社学情が実施したアンケート調査では、20代の仕事観や働く意識について興味深い結果が明らかになりました。今回は、副業に関する意識調査の結果を見ていきましょう。
調査によると、勤務先で副業が認められていれば、「副業したい」と回答した20代が実に7割近くに達しました。その理由は、「本業以外に収入源があると安心できる」「自分でお金を稼ぐ力を身につけたい」「本業以外でもスキルアップの機会を得たい」「新しい仕事に挑戦し、自分の可能性を探りたい」など、多岐にわたります。
一方で、「本業でしっかりと稼げる状態が理想」「プライベートの時間を削って副業をしたいとは思わない」「今は本業の仕事に専念したい」といった声も聞かれました。20代は、収入やスキルアップだけでなく、ワークライフバランスやキャリア形成など、さまざまな側面から副業を捉えていることが分かります。
転職活動では「副業可」が魅力!6割が「志望度が上がる」と回答
転職活動においては、企業の「副業可」という点が、20代の志望度に大きく影響を与えることが明らかになりました。アンケート調査では、「副業可」の企業は「志望度が上がる」と回答した20代が6割近くに達しました。
その理由として、「将来、副業をしたいと考えているため」「重要事項ではないものの、選択肢はあると嬉しい」「副業可の会社は、自由な社風という印象を受ける」といった声が挙がっています。
20代にとって、副業は単なる収入源ではなく、キャリア形成やライフスタイルを多様化するための選択肢として認識されているようです。そのため、企業は副業に関する制度や社風を明確化することで、20代にとって魅力的な職場環境を提供できる可能性があります。
20代の仕事観と副業の未来
今回の調査結果から、20代は、従来の終身雇用中心の働き方から脱却し、自分自身の成長や可能性を追求する新たな働き方を模索していることが分かります。副業は、20代にとって収入を得るだけでなく、スキルアップやキャリア形成、ワークライフバランスの改善など、多様なニーズに応える手段として注目されています。
企業は、20代のこうしたニーズを理解し、副業に関する制度やサポート体制を充実させることで、人材獲得や定着率向上につなげることができるでしょう。