池田泉州銀行・岩手銀行がベンチャーデットファンドに参画!スタートアップ支援強化へ
Funds Startups株式会社は、ミドル・レイターステージのスタートアップを投資対象とした金融機関共同研究型ベンチャーデットファンド「Funds Venture Debt Fund 1号投資事業有限責任組合」に、新たに池田泉州銀行と岩手銀行が参画し、総額約20億円のセカンド・クローズを完了したことを発表しました。
本ファンドは、全国の金融機関と連携し、特にレイターステージのスタートアップに対して資金供給を行うことを目的としています。近年、政府もスタートアップへの資金供給強化を掲げており、ベンチャーデットはその重要な役割を担っています。
ディープテックへの投資も積極的に展開
本ファンドは、共同研究型という特徴を活かし、従来の金融機関では資金供給が難しいとされてきたディープテック分野への投資も積極的に行っていく方針です。すでに深層学習技術を活用したAI医療機器を開発するアイリス株式会社への投資が決定しています。
金融機関との連携によるスタートアップエコシステムの構築
本ファンドは、国内唯一の「金融機関共同研究型ベンチャーデットファンド」として、様々な金融機関との連携を進めています。運用開始以来、ベンチャーデットの調達を希望するスタートアップと金融機関のマッチング、ベンチャーデットに関する研修会の開催、地域金融機関とスタートアップのマッチングイベントなど、多岐にわたる活動を行っています。
今回のセカンド・クローズにより、金融機関間の情報交換や連携案件の創出がさらに活発化し、ベンチャーデット市場の拡大が期待されます。
各社のコメント
池田泉州銀行
地域共創イノベーション部長 衛藤 章司氏は、「ベンチャーデットはスタートアップ支援の機能として黎明期から次のステージに移行しようとしています。Funds Venture Debt Fund 1号投資事業有限責任組合への参画を通じて、ファンズ様、他の金融機関様との連携関係を構築し、地域の枠を超えたエコシステムの発展と地域の有望なスタートアップの成長に貢献できるよう取り組んでまいります。」とコメントしました。
岩手銀行
執行役員営業戦略部長 山崎 勝美氏は、「地域経済の活性化に資する革新的な技術やビジネスモデルを有し、次世代を担う有望なスタートアップの成長を支援することは、地域経済を地盤とする弊行にとって意義のある取組みと捉えています。ファンズ様の有するベンチャーデットに関する知見やノウハウを習得することは、弊行グループ全体のスタートアップに対するファイナンス機能を深化させるとともに、オープンイノベーションの推進に資すると判断し、この度Funds Venture Debt Fund1号投資事業有限責任組合への参画を決定しました。 今後はファンズ様や他のLP様とも連携を図りながら、引き続きグループ一体となって地域のスタートアップの成長支援や持続的なスタートアップエコシステムの醸成等に貢献していきたいと考えております。」とコメントしました。
Funds Startups株式会社
代表取締役 / Funds Venture Debt Fund 代表パートナー 前川 寛洋氏は、「この度のセカンド・クローズでは、池田泉州銀行様、岩手銀行様にご参画いただけたことを大変嬉しく思います。 ファンドの運用開始から約3ヶ月程度経過して参りましたが、改めてベンチャーデットという資金供給手段は、潜在的な市場規模が大きく、現在の日本のスタートアップエコシステムにとって極めて重要な役割を担っていると感じています。また、ベンチャーデットは地域経済におけるスタートアップエコシステムの拡大および成長促進するためのブレイクスルーとなりうる手段でもあると確信しております。」とコメントしました。
ベンチャーデットによるスタートアップエコシステムの活性化
Funds Startups株式会社は、今後もベンチャーデットを通じたスタートアップ支援を強化し、日本のスタートアップエコシステムの活性化に貢献していくことを目指しています。