筆談の新たな挑戦
2021-06-23 22:30:01

筆談の可能性を拡げる新たな一歩「合同会社mojicca」誕生

筆談の可能性を広げる新たな挑戦



三重県いなべ市に、「合同会社mojicca」が誕生しました。この新会社は、異業種のメンバーが集まり、筆談の可能性を広く伝えることを目的としています。設立にあたり、金子文絵さん、加藤慎也さん、柴田恭平さんが代表社員として就任しました。

「筆談Labo.」から新たな形態へ


この新たな試みは、前身である「筆談Labo.」を起点としています。ここでは、イラストレーターの加藤さん、バリスタの柴田さん、そしてコミュニティーナースの金子さんがそれぞれの専門性をもって集まりました。特に、加藤さんと柴田さんは聴覚障害を持つ当事者であり、彼らの経験を基に「筆談」という方法を用いたコミュニケーションの魅力を広めています。

2021年3月に始まった活動は、福祉的な側面だけでなく、筆談を通じて得られる独特の体験に焦点を当ててきました。静かな空間で、言葉を交わすのは単なる情報伝達以上のものであり、そこには感情や価値観が交錯する瞬間があります。この体験を一人でも多くの人に届けるために、合同会社mojiccaの設立に至りました。

多様な事業内容


「合同会社mojicca」は、以下のような事業を展開していく予定です。
  • - 出張筆談カフェ: 静かな空間で筆談を通じたコミュニケーションを楽しみながら、本格的な珈琲を味わうことができます。
  • - 研修やワークショップ: 筆談をテーマにした研修やワークショップを行い、フラットなコミュニケーションの重要性を周知します。
  • - 筆談ストア: 筆談の楽しさをデザインに落とし込んだ商品を販売し、日常の中で筆談を身近に感じられるアイテムを提供します。

これらの事業は、ただ単発のイベントに留まらず、継続的に実施することを重視しています。「しずかにうるさい紙のうえで」というキャッチフレーズは、その体験や価値を象徴しています。

社名の由来とビジョン


「mojicca」の名前は、「moji(文字)」と「communication(コミュニケーション)」を組み合わせたものです。音声に頼らないコミュニケーションを提供し、筆談を通じた新たな相互作用を生み出すことを目指しています。また、書くことを通じて自分の内面を表現できる場を提供したいと考えています。

今後の展望


「合同会社mojicca」は、さらに多くの人々に筆談の魅力を伝えるため、クラウドファンディングを計画しています。このプロジェクトを通じて、サポーターを募りつつ、活動を広げていく方針です。今年の夏には新たな情報を提供する予定ですので、興味のある方はぜひSNSやウェブサイトをチェックしてください。

「合同会社mojicca」を通じて、筆談の新しい形が多くの人に愛され、広がっていくことを期待しています。今後の活動に乞うご期待。

会社情報

会社名
合同会社mojicca
住所
三重県いなべ市北勢町阿下喜1980
電話番号
080-4302-2401

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