新潟の未来を紡ぐ『Niigata Fashion Runway 2025』
2025年4月20日、ホテルオークラ新潟にて【Niigata Fashion Runway 2025】が開催されました。このイベントは新潟の伝統と未来が融合し、地域文化の魅力を再確認する場となりました。華やかな装いを身にまとった32名のモデルたちがステージを彩り、会場に詰めかけた110名の観客を魅了しました。
イベントの概要とテーマ
「新潟の伝統と未来の融合」をテーマに、各ブランドが持つ個性豊かなスタイルが披露されたこのファッションショーは、しばらくの間新潟におけるファッションシーンを盛り上げることに成功しました。チケットは全て完売となり、会場内は熱気に包まれていました。このイベントの実行委員長を務めたのは、大嶋美樹子(大嶋屋プロデューサー/デザイナー)で、彼女は「ふろしき」を使ったファッションショーを2011年から開催しており、海外進出の夢を持ち続けています。
これまでの活動の一環として、昨年マレーシアやパリでの発表を経て、2025年2月にはニューヨークでもショーを行いました。このニューヨークでの成功を受けての凱旋公演として、特別に構成された今回のイベントは、地域のブランドとの協力も特徴となっています。
地域ブランドの参加と魅力
今回のファッションショーには、新潟発のブランド「Sasha」と「Taizo」が参加しました。Sashaは五泉市発のニットブランドで、デザイナー松本里美による色とりどりの作品が圧巻でした。サステナブルなスタイルを追求する彼女の作品は、ファッションにおける新しい潮流を生み出しています。
一方、ストリートブランドのTaizoは、新潟市江南区の人気焼き鳥店「やきとり泰三」の店主が手がけるTシャツコレクションを出展。店舗スタッフもモデルとして参加し、地元の魅力を存分に引き出した演出が好評を博しました。このように、地元愛と独自のスタイルが反映されたステージは、観客の心を掴みました。
特別プログラムと出演者
特に注目を集めたのが、「フロコレ」として知られるふろしきファッションショーです。数年ぶりに復活した“大人の部”では、自由な発想が大人の洗練された技術と融合し、見応えあるステージが展開されました。キャラクター「レルヒさん」も登場し、会場を盛り上げました。
また、曽野大樹、RYOKO GAGA、AYA Ordonezなどが出演し、特別なパフォーマンスで観客を魅了。MCを務めた新潟お笑い集団NAMARAの大野まさやは、イベントの成功を彩る重要な役割を果たしました。
未来への展望
イベント終了後には、ホテル最上階でのアフターパーティーが開催され、ニューヨークでの経験を皆で共有し、未来に向けた意見交換が行われました。主催者であるNiigata Fashion Runway実行委員会は、今後も地域の魅力を世界へ発信し、各地のローカルファッションショーに協力する方針を示しています。
ファッションを通じて地域文化を継承し、子どもたちにも特別な体験を提供することで、次世代へのトレンドも模索していくとのことです。地域の魅力や伝統を未来に繋げる可能性が広がる中、次回のイベントにも期待が寄せられています。