薄膜ホール素子の認定
2026-02-19 10:50:38

薄膜ホール素子の商用化がIEEEマイルストーンに認定される意義

薄膜ホール素子の商用化がIEEEマイルストーンに認定される意義



旭化成エレクトロニクス株式会社(以下、旭化成エレクトロニクス)は、1983年に商用化を果たした薄膜ホール素子が、国際的な電気・電子技術団体であるIEEEから「IEEEマイルストーン」として認定されたことを発表しました。この認定は、技術者しか知らない基盤技術の重要性を広く社会に訴える意味でも非常に重要です。

IEEEマイルストーンとは



IEEEマイルストーンは、1983年に設立された制度で、電気・電子技術において顕著な貢献をした歴史的業績を認定するものです。この認定を得るためには、開発されてから25年以上が経過し、その技術が社会や産業に対して著しい影響を与えたことが求められます。旭化成エレクトロニクスの薄膜ホール素子技術は、まさにその基準を満たしており、世界中の多くの産業へ普及を遂げています。

薄膜ホール素子の技術的背景



薄膜高感度ホール素子は、薄いインジウムアンチモン(InSb)層を磁性体であるフェライト基板に挟み込む設計により、感度が大幅に向上しました。この技術革新によって、高感度かつ高信頼性を持ち、温度安定性も優れる特性を持つ製品として製造されるようになりました。特に、電極構造の工夫や金ワイヤーボンディング技術によって、大規模生産が可能になった点が評価されています。

さまざまな応用分野



薄膜ホール素子は、主にブラシレスモーターに使われており、ビデオカセットレコーダー、フロッピーディスクドライブやCD-ROM、冷却ファンなど、数多くの電子機器に採用されています。近年では、その出荷数が2026年には500億個を超える見込みで、さまざまな分野での応用が広がっています。特に、家庭用電子機器や新興産業において、磁気センサーの標準技術として広く認知されています。

更なる技術展開



今回の認定を契機に、旭化成エレクトロニクスは精密位置検出や電流センサーといった新たな分野にも技術を拡張しています。スマートフォンのカメラ機能向上や電気自動車の航続距離を延ばすなど、高度化するデジタル機器やモビリティの技術革新に寄与しています。また、この薄膜ホール素子技術は、赤外線センサーやLEDなどにも応用され、エレクトロニクス業界全体にインパクトを与え続けています。

旭化成エレクトロニクス社のコメント



執行役員の竹原聡氏は、「当社の薄膜高感度ホール素子は、1983年の商用化以来、数多くの顧客のビジネスを支えてきた」と述べ、感謝の意を表しました。これからも、技術の革新に努め、信頼性と品質を維持しながら、変化する市場ニーズに応え、新たな価値を創造していく方針を示しました。

まとめ



今回のIEEEマイルストーン認定は、旭化成エレクトロニクスにとって評価を受ける一歩であると同時に、今後の技術革新の土台となります。薄膜ホール素子が多様な産業へ与える影響は今後も続くと期待されており、さらなる成長と発展が見込まれています。社名の意味合いを超え、信頼のシンボルとして世界の技術進展に貢献し続けるでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
旭化成株式会社
住所
東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー
電話番号
03-6699-3000

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。