株式会社エスマットが資金調達を実施
在庫管理と工程改善のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する株式会社エスマットは、最近のシリーズCラウンドで約2.5億円の資金を調達したことを発表しました。この調達により、エスマットはテクノロジー革新と事業の拡大をさらに加速させることを目指しています。
資金調達の背景
エスマットの提供する「SmartMat Cloud」は、IoT技術を駆使してリアルタイムで在庫を把握し、在庫管理業務の効率化を実現するDXソリューションです。このサービスは、すでに1,000社以上の企業に導入され、特に人手不足に悩む医療、飲食、ホテル業界でのニーズが高まりつつあります。また、製造業への導入も活発化しており、自動車や化学業界の大手企業でも利用されています。
今回の資金調達には、リード投資家としてキヤノンマーケティングジャパン株式会社が参加し、さらに新規投資家の鈴与商事株式会社、信金キャピタル株式会社、浜松いわた信用金庫が加わりました。この資金を何に活用するかが注目されており、プロダクト開発や採用、新たな広告活動を推進するための資金とされています。
SmartMat Cloudの特徴
「SmartMat Cloud」は、労働人口減少という日本の現状を踏まえ、製造業などの人材不足問題を解決するために設計されたソリューションです。例えば、従来は人手によって行われていた棚卸作業を大幅に自動化し、正確な実在庫の把握を実現します。これにより、省人化と業務効率の向上が見込まれています。
エスマットの代表取締役である志賀 隆之氏と林 英俊氏は、今回のシリーズCで資本業務提携を結ぶことにより、特に東海エリアの製造業に対する営業活動を強化し、より強固なマーケットネットワークを築くことが目標であると述べています。
今後の展望
日本の製造業はGDPの20%を占めており、その継続性が問われる中で、エスマットは「モノの流れを超スマートに」をビジョンに掲げています。今後はSmartMat Cloudの機能を拡充し、製造現場での生産ラインの改善や在庫問題のみならず、さまざまな課題に対してもDXソリューションを提案していくつもりです。これにより、エスマットは製造業の持続可能な成長に寄与し、未来の日本経済に貢献することを目指しています。
エスマットの取り組みは、ただのテクノロジー革新にとどまらず、業界全体の変革を促進する重要な役割を果たしています。今後の進展に期待が寄せられています。
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会社概要
- - 会社名: 株式会社エスマット(旧:スマートショッピング)
- - 所在地: 東京都品川区東五反田2丁目9−5
- - 設立: 2014年11月
- - 代表者: 志賀 隆之、林 英俊
- - 事業内容: IoT技術を用いた在庫管理のDXソリューション