菅公学生服が新たな生産拠点『SHIRAUME BASE』を竣工

菅公学生服の新たな拠点『SHIRAUME BASE』が誕生

2025年6月5日に、菅公学生服株式会社が岡山県倉敷市に新たな生産本部、「SHIRAUME BASE」を竣工しました。これは、創業の地である倉敷工場内に位置し、スクールユニフォームの製造に関連する業務を集約するための拠点として位置づけられています。

このプロジェクトは、2024年8月に着工し、2025年5月31日に無事竣工。同社は、竣工式を盛大に執り行いました。新しい生産本部の名付け親は、従業員による社内公募によって決定され、「白梅殿」にちなんだ「SHIRAUME BASE」となりました。これは、社名の由来が菅原道真公であることから、彼の住まいを愛着を持って思い出しながら使用していくことを目的としています。

施設の概要

「SHIRAUME BASE」は、鉄骨造りの地上2階建てで、総床面積は2179平方メートル。1階に1097平方メートル、2階には1082平方メートルのスペースが設けられています。製造部門は6月10日から始動し、さらに7月以降には研究スペースにおいてブレザーのセル生産（少人数の作業者により製品を完成させる生産方式）や工場の改善業務も行う予定です。また、新商品開発にも対応できる体制を整え、スクールユニフォーム文化を発信する役割を果たすことが目指されています。

未来への展望

菅公学生服は1854年に創業し、教育現場に密接に関わる制服や体操服の製造を通じて、子どもたちの生活を支えています。新たな拠点「SHIRAUME BASE」は、今後の製品開発や生産性の向上に寄与する期待が高まっています。近年、多様化する教育現場におけるニーズに応えるため、同社は常に革新を求めて進化を続けています。

全貌を明らかにするこの施設の竣工は、今後同社の成長とそれに伴う地域経済の活性化にも寄与することが期待されています。新しい拠点から生み出される製品や取り組みは、学生たちの日常に大きな影響を与えることでしょう。