愛犬ムンゲの14年間の物語が書籍に|yeyeさん初邦訳
2024年11月28日、株式会社PHP研究所から、韓国アーティストのyeyeが描く愛犬ムンゲの生活を綴った書籍『はじめまして、ムンゲです。──一匹の家族が教えてくれた、人生で大切なこと』が日本語で発売される。yeyeは京都で絵画を学び、その後ソウルで作家活動を展開。SNSでのフォロワー数は20万人を超え、日本でも熱烈なファンを抱えている。
この書籍は、yeyeが描いた愛犬との日常を通じて、心温まるエピソードや大切な教訓を届ける内容となっている。特に、2022年に韓国で出版されたイラストエッセイ『グルモン』は瞬く間に3万部を売り上げ、日本のファンからも注目を集めた。
yayeの人気の理由
今回の本は、yeyeにとって初めて日本国内での出版となる。愛犬ムンゲに対する愛情がつまったイラストやエッセイは、SNSを通じて多くの“いいね!”を集めており、ファンの心を掴んでやまない。実際、日本のファンからは『グルモン』を自らの手で取り寄せる熱心な動きも見られ、ムンゲの天真爛漫で可愛い姿が多くの共感を呼んでいる。
著者の来日サイン会は大盛況で、定員30人のイベントは瞬時に満席。その後、急遽追加開催も決まり、こちらもまた完売するなど、その人気ぶりを証明した。展示会も併催され、作品を間近で楽しむことができる機会となっている。
ムンゲの愛と人生の教訓
ムンゲはその名の通り「ふわふわな綿雲」のような毛並みを持つマルチーズであり、yeyeにとって特別な存在。彼女が書籍の中で語るように、「うちの子が見る毎日は、どんな世界だろう?」という問いは、愛犬との交流から生まれた。ムンゲの目線で語られる14年間の思い出は、単なる飼い犬との関係を超え、家族としての深い絆を感じさせるものとなっている。
本書では、ムンゲが「老犬」になった時に家族に伝えたかったことや、特に大切な「一番目の姉ちゃん」への愛などが伝えられ、感動的なメッセージが込められている。ムンゲが残した言葉は、他の犬たちとの生活を送る人々や、これからそれを経験するすべての人々にとっても特別なメッセージとなるだろう。
yeyeが自らの過去と愛犬との体験を通して、その強さと優しさを描いたこの書籍は、愛犬ムンゲの存在が人に与える癒やしのエッセンスを詰め込んでいる。
著者について
yeyeは、アーティストとしてのキャリアだけでなく、エッセイ作家としても活動している。京都の大学でアニメーションを学び、韓国に帰国後、彼女の伴侶犬ムンゲを描いた作品が次々とヒットを飛ばしている。本書は、日本でのアーティスト活動のスタートを飾る特別な一冊となっている。
この本は、家族の絆や愛を深く考えさせられる素晴らしい作品であり、多くの人々にとって心の支えとなるだろう。これからムンゲとの生活を感謝とともに振り返るための一冊として、友人や愛犬を大切にするすべての人に手に取っていただきたい書籍となっている。読者の皆さんにも、ムンゲが教えてくれた大切なことが響くことだろう。