NTTドコモソリューションズ株式会社は、2026年3月1日から新たな人材評価制度「AI実践レベル判定」を導入します。この取り組みは、国内外で進化を続けるAI技術に対応するために、社内の人材育成を加速させることを目的としています。導入後は、全社員が対象となり、AIエージェントを活用して客観的な評価を受けることができます。
AI実践レベル判定の概要
この新制度は、AIを業務に活用できるスキルを4つのレベルに分けて評価します。具体的には、AIをオフィスワークに役立てる「AI利活用者」と、AIモデルを開発する「AIエンジニア」の2つの観点から、認定を行います。評価レベルは次の4つです。
- - BlackBelt:AI導入コンサルタント
- - GreenBelt:業務改善リーダー/AIエンジニア
- - YellowBelt:実務でAIを自律的に活用する社員
- - WhiteBelt:AIを利用するための基礎知識を持つ社員
この制度は、研修や資格取得に加えて、実際の業務案件でAIを活用した実績も評価基準に盛り込まれています。企業としては、2027年度末までにGreenBelt以上の認定者を400人目指しており、全社員のAI活用が当たり前になるような取り組みを進める方針です。
社内のAI活用推進の背景
近年、AI技術を取り入れることの重要性が増す中、NTTドコモソリューションズは既に2025年にAI推進室を設置し、業務の効率化を図る施策を実施してきました。また、2025年9月からは全社員へのMicrosoft 365 Copilotの導入が完了し、AIが業務プロセス内で活用される体制を整えています。目指すのは、2027年度までに各社員の生産性を月に10時間向上させることで、より高い創造性と効率性を実現することです。
人材育成の具体的なアプローチ
「AI実践レベル判定」では、各レベルに応じた育成方針があります。具体的には、
- - WhiteBelt:基本的な知識を研修・OJTで習得する。
- - YellowBelt:実務を通じてAI活用人材を育成。
- - GreenBelt:AIを実際に使用し、業務において成果を出せるレベルへの育成。
- - BlackBelt:AI導入においてリーダーシップを発揮し、実績を相互に評価し合う。
このように、NTTドコモソリューションズは、AI活用を単なる手段としてではなく、実際の業務の成果として評価する文化を形成していこうとしています。生成AIからエージェントAIへの移行が見込まれる中、同社の取り組みがどのように発展していくのか注目です。企業として日々進化するAI技術に対応し、さらなる競争力を高めていく姿勢は、ビジネスの価値向上にも直結するでしょう。今後もNTTドコモソリューションズの活動から目が離せません。