2024年7月の派遣求人動向
ディップ株式会社は2024年7月度の派遣時給についてのデータを発表しました。このデータは社員、派遣、パートの求人情報を掲載する「はたらこねっと」に寄せられた求人広告から集計されたものです。
平均時給の確認
2024年7月の全国平均派遣時給は1,580円となり、前年同月に比べて10円の増加が見られましたが、前月と比べると4円の減少と厳しい状況も併せ持っています。これに対し、求人件数は約182,000件で非常に活発であり、前年比で18.8%の増加、前月比では3.6%の減少を記録しました。これからも派遣求人市場がどのように推移していくのか注目です。
エリア別の時給状況
各エリアにおいての時給も注目されます。関東エリアは1,663円で前年同月比では3円の増加、前月比では1円の減少。東海エリアは1,419円で前年同月比18円増、前月比で1円の減少。関西エリアは1,474円で、前年同月比では21円の増加、前月比では7円の減少がありました。全てのエリアで前年同月比がプラスである点は嬉しいニュースと言えるでしょう。
職種別の時給分析
派遣求人の幅広い職種には、それぞれ特徴があります。事務・オフィス系の平均時給は1,568円で、前年比15円増、前月比4円増となり、過去最高記録を更新しました。販売・営業・飲食・サービス系の時給も1,508円で前年より27円増加していますが、前月と比べると12円減少しています。技術職のIT・エンジニア系は2,313円と高水準ですが、前年比11円と前月比では36円の減少が見られます。
工場や軽作業といった業種も注目され、工場・軽作業・物流・土木系は1,363円で前年比で33円の増加となりました。
調査の背景
今回の調査は、「はたらこねっと」に掲載された派遣・紹介予定派遣の求人情報を基にしており、対象職種の多様性が伝わる結果となっています。「はたらこねっと」は、日本最大級の社員・派遣・パート求人のサイトで、数多くの雇用形態や勤務地、職種を検索できるため、仕事を探す際はぜひ利用してみると良いでしょう。
今後の展望
ディップ株式会社は「労働市場の課題を解決する」というビジョンのもと、社会に役立つサービスを展開しています。今後も求人市場の変動や人材の動きがどうなるのか、注視し続ける必要があります。派遣市場は今後も多様化し、より多くの人々に新たな雇用の機会を提供することでしょう。進化する労働環境の中で、私たちがどう立ち回っていくのか、期待が高まります。
まとめ
今後の派遣求人市場がどのように推移していくのか、時給の動向や職種別の傾向は引き続き注目すべきポイントです。時給が上昇する中、求人数も増加していることは明るい兆しですが、適切な雇用環境の実現へ向けて、企業と求職者双方の努力が求められます。これからの市場においてどのような新たな展開が待っているのか、見逃せないポイントが続いていきます。