インドネシア技能実習生支援
2022-12-06 09:00:02
インドネシア政府とJOE協同組合が新たな技能実習生支援プロジェクトを開始
JOE協同組合は、インドネシア政府と連携し、技能実習生を対象とした新しい支援プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、特に若年層の雇用問題が深刻なインドネシアにおいて、技能実習生が日本で安全に働ける環境を整えることを目的としています。
最近の調査によれば、インドネシアでは新型コロナウィルスの影響で、若者の失業率が大幅に増加し、そのため技能実習生が日本に渡航することが一つの解決策として注目されています。しかし、多くの実習生が送り出し機関や仲介業者に高額な手数料を支払い、結果として巨額の借金を抱えるケースが多いことが問題視されています。これに対処すべく、ジョー協同組合とインドネシア政府は新たな取り組みを実施することになりました。
このプロジェクトの目玉は、技能実習生一人当たりに対してインドネシア政府が7万5千円の補助金を支給することです。さらに、JOE協同組合が提供する返済義務のない奨学金10万円が加わることで、実習生の金銭的負担は大幅に軽減されます。
また、キャムテックという人材サービス会社が協力し、オンラインの日本語教育や宿泊型研修施設での技術指導などが整備され、実習生たちが安心して日本で就業できる環境を提供します。この研修施設「キャムテックエデュックアカデミー」は、大阪府泉南市にあり、直接的な技術指導が受けられるだけでなく、オンライン学習や生活サポートも整っています。
このプロジェクトの初期段階では、160人の実習生が受け入れられ、2023年度からは数千人規模の受け入れが見込まれています。インドネシア労働大臣もこの取り組みに強い関心を示しており、就業機会の拡大に寄与することを期待しています。
今回のパイロットプロジェクトは、国営就業訓練校での日本語教育を通じて、卒業生がアメリカの企業で働くことを目指しています。インドネシア政府は、技能実習生が日本の企業でスムーズに働けるよう、JOE協同組合との提携を強化しています。
このように、JOE協同組合とインドネシア政府のコラボレーションによって、今後の技能実習生の就業環境が大きく変わることが期待されています。実習生たちが経済的な負担を軽減しつつ、安心して働ける環境が生まれることで、彼らの未来もより明るくなることでしょう。今後の成果が注目されます。
会社情報
- 会社名
-
JOE協同組合
- 住所
- 東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービルディング南館16階
- 電話番号
-
050-3822-5812