小野建株式会社が安全大会を開催し安全対策を強化
令和6年9月6日、小野建株式会社は福岡のグランドハイアットで安全大会を実施しました。この大会では、安全の重要性と業務における安全対策について参加者に伝えられました。
大会の冒頭では、代表取締役社長の小野建氏が挨拶を行い、「安全は会社において最も重要な要素であり、特に私たちが扱う鉄という重い商品においては、この認識が一層大切です」と述べ、安全への取り組みの重要性を改めて強調しました。
続いて、前田建設工業株式会社九州支店の副支店長 塚本修史氏が安全講和を行い、ジャーナリストであり國學院大學学術資料センター共同研究員の丸山ゴンザレス氏が特別講演を行いました。また、当社の管理統括本部 安全・品質管理室長の井上智博氏が過去の災害事例の原因と対策について詳しい報告を行い、参加者に安全意識を高める重要な情報を提供しました。
大会は、参加者同士の意見交換や情報共有の場ともなり、多くの建設現場や関連企業の従業員間での安全対策の徹底が必要であることが再認識される機会となりました。閉会の辞では、常務取締役の小野信介氏が、「安全・品質管理室を新設し、今後は全社一丸となって安全への取り組みを強化していくことをお約束します」と述べ、引き続き安全対策に力を入れていく意向を示しました。
安全・品質管理室の新設
小野建株式会社では、4月に新たに安全・品質管理室を設け、これまで各拠点で行われていた安全対策を統一的に管理する体制を整えました。管理統括本部の井上智博氏にインタビューを行い、彼の経歴や役割について伺いました。
井上氏は高校卒業後に鉄鋼製品の加工業界での経験を経て小野建に中途入社し、建設現場の工務部門での経験を活かしつつ、4月より新設された安全・品質管理室の室長として業務を行っております。彼は「これまでは各拠点での対策が中心でしたが、これからは会社全体で安全を管理する体制の構築を目指しています」としっかりとした抱負を語ってくれました。
安全・品質管理室は最近、倉庫安全と朝礼マニュアルを策定し、安全意識の統一を図っています。さらに、現場での安全パトロールも実施しており、全社的な安全意識向上に向けた施策を進めています。11月には建設現場の安全マニュアル作成を予定しており、完成後はまた新たなパトロールを行い、全体の安全をさらに高める方針です。
「明るく・元気に・前向きに」という小野建のモットーを大事にし、現場とのコミュニケーションを深めつつ、ゼロ災害の実現を目指す井上氏の決意は、参加者に強い印象を与えたことでしょう。安全大会を通じて、参加者全員が新たな責任感を持つ良い機会となり、今後の取り組みが期待されます。