ナショナルブランド初の再生材活用
アスクル株式会社が取り組む「資源循環プラットフォーム」が、ついにナショナルブランド製品に再生材を使用することが明らかになりました。2022年4月から本格的にはじまったこのプラットフォームは、使用済みクリアホルダーを再生可能資源として活用することを目的としています。これまでオリジナル商品や独自のブランドに再生材が使用されてきましたが、エステー株式会社の『消臭力 ゴミ箱用』シリーズが初めてナショナルブランドにおける実績となりました。
この取り組みは、限りある資源を有効に活用し、同時にCO2削減に寄与することを目指しています。アスクルでは、全国の事業所から使用済みのクリアホルダーを収集し、分別。そこから作られた再生ペレットを活用した商品を展開しており、すでに約276トンの使用済みクリアホルダーを回収する成果を上げています。
アスクル資源循環プラットフォームの成果
2022年12月には、アスクルのオリジナル商品「Matakul」として5つの商品に再生材を使用。今後、2025年には3,000以上の企業がこのプラットフォームに参画し、さらなる拡大が期待されます。アスクルの商品はBtoB向け通販「ASKUL」、一般消費者向け「LOHACO」で購入可能ですが、今後は全国のスーパーやドラッグストア、ホームセンターでも購入できるようになります。
他社製品への展開
アスクルは自身のブランドのみならず、他社の製品にも再生材を提供しています。例えば、ライオン株式会社や花王株式会社、ミツエイ株式会社などが続々とこの取り組みに参加。これにより、製品のサステナビリティが高まるとともに、消費者の意識を変える契機にもなり得るでしょう。
環境意識の高まりと未来への展望
私たちが住む未来のためには、循環型経済の実現が不可欠です。アスクルは今後も自社だけに留まらず、幅広いパートナーシップを築きながら、再生材の活用を進め、プラスチック廃棄物の削減に貢献していきます。エシカルで持続可能な社会を目指し、既存の経済モデルを見直し、より多くの企業がこのプロジェクトに参画することで、未来の環境問題解決に向けた一歩としていきたいと考えています。
資源循環の重要性は今後ますます高まります。アスクルの取り組みは、他の企業や個人にとっても大きなインスピレーションになりますし、環境に優しい選択をするきっかけとなることでしょう。私たち一人一人が責任を持って行動し、循環型社会の実現に向けた取り組みを共に進めていくことが求められています。
今後もアスクルが展開する「エシカルeコマース」の理念に注目し、彼らの持続可能な商品やサービスの革新に期待しましょう。