受賞した博報堂DY
2025-03-03 14:28:51

博報堂DYホールディングスが国際会議で最優秀ポスター賞を受賞

博報堂DYホールディングスが国際会議での受賞を発表



株式会社博報堂DYホールディングスが、国際会議「ICAT-EGVE 2024」において、最優秀ポスター賞を受賞したことを発表しました。この会議は、人工現実やテレイグジスタンス、仮想環境に関する最新の研究を共有する場であり、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、VR(仮想現実)など、今後の技術展開に重要な役割を果たす研究が発表されています。

受賞したのは、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同研究成果です。博報堂DYホールディングスでは、2022年から産総研コンソーシアム「拡張体験デザイン協会」に参加し、研究開発を推進しています。この協会の正会員企業との協力を通じて、次世代のサイバーフィジカル社会における体験デザインの新たな評価手法の確立と普及を目指しています。

受賞論文のタイトルは「Evaluation of a Concept of Developing Daily Experience Database Using Virtual Proof-of-Concept Experiment in Shopping Use Case」です。この研究では、VRを用いて実験条件を正確に再現し、生活者の意識や行動を分析する手法の開発が行われました。

特に注目されたのは、生活者自身の体験を再現しその意識を振り返る「タイムマシン・インタビュー」というアプローチです。これにより、環境データ、認知データ、行動データを組み合わせて日常体験の共通データベースを構築することが可能となります。

実験では、20代から60代までの男女16名を対象にVR空間での店舗探索タスクを実施しました。その結果、VR環境でのデータ記録は実空間よりも制御しやすく、同じシナリオを何度も再現することが可能であることが確認されました。また、移動操作に関しては、足踏みの方が没入感が高まることも示唆されました。

今後も博報堂DYホールディングスは、産総研コンソーシアム「拡張体験デザイン協会」と共に、ARやVR技術を活用したメタバースでの新たな体験を創出し、より安全で快適な社会の実現を目指して活動していく予定です。

この受賞は、博報堂DYホールディングスが持つ研究開発の実力を示すものとなり、ARやVR技術の未来における可能性をさらに広げるきっかけとなるでしょう。今後の彼らの活動から目が離せません。


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会社情報

会社名
博報堂DYホールディングス
住所
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111

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