シングルマザー支援の新展開
2020-06-08 13:30:41
日本シングルマザー支援協会が新たに設立した研究所の意義とは
シングルマザーを支援する新たな取り組み
日本シングルマザー支援協会は、この度シングルマザー総合研究所を設立しました。この研究所では、シングルマザーたちの収入や生活状況についての調査が実施され、その結果が注目されています。特に、日常生活における経済状況や将来への不安を把握し、具体的な支援策を検討することを目的としています。
調査概要
現在の調査は、2020年5月に行われ、36都道府県に居住する269名のシングルマザーが対象です。調査方法はWEBアンケートを用い、複数の質問項目を設けて収入に関する実態を明らかにしました。具体的には、経済生活状況、自身の収入、生活費を賄っている収入源、今後の希望、協会からの支援についてなどが調査されました。
調査結果によると、約40%のシングルマザーは「生活に不自由はない」と感じているものの、半数近くが「毎月ギリギリまたは足りない」との回答が寄せられました。このことから、シングルマザーの経済的安定は依然として確保されていないことが示唆されています。
シングルマザーの収入状況
多くのシングルマザーが自身の収入だけでは生活が賄えず、手当や養育費に依存している実態が浮かび上がりました。実際、収入が「頑張っているが低い」と感じるシングルマザーは約40%に上り、逆に「納得のいく収入」と回答したのはわずか20%でした。この状況を改善するため、シングルマザーたちには収入アップを目指す新しい挑戦が求められています。
将来への前向きな意欲
一方で、将来に対する期待を示す声も多数あります。約60%のシングルマザーが「新しいことにチャレンジしたい」と回答しており、前向きな姿勢が伺えます。ここで重要なのは、協会が彼女たちに対し実際にチャレンジできる環境を提供することです。これにより、彼女たちの職業スキル向上や収入増加につながる可能性が高まります。
出現する「不安」と「希望」
調査結果では、収入に対する「不安」や「心配」という感情が頻繁に挙げられました。多くのシングルマザーが、日々の生活や将来に対する懸念を抱えていることが確認されており、協会ではこうした不安を軽減するための個別支援を行っています。
また、さらなる調査結果では、シングルマザーたちが貧困問題を解決できない要因として、就業の機会不足や支援策の認知度が低いことが挙げられています。このため、より多くのシングルマザーが効果的な支援を受けられるよう、協会は今後も取り組みを続けていく方針です。
まとめ
シングルマザーの生活実態や将来への期待が調査から明らかになり、協会の支援が鍵となることが再確認されました。彼女たちが置かれている状況を理解し、効果的な支援を提供することで、彼女たちの生活向上や貧困解決に寄与することが目指されています。協会の活動は、シングルマザーにとって非常に重要な意味を持っています。今後も、多くのシングルマザーが自立した生活を送れるように、より広範な支援が期待されます。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本シングルマザー支援協会
- 住所
- 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-10千菊ビル301
- 電話番号
-
045-534-8849