新春を迎え、ヤマモリ株式会社は「いい味。いい未来。」という新たなスローガンのもと、2025年を振り返る時期を迎えています。企業活動が進む中で、GABA(ギャバ)を使った商品群の開発が進み、その価値が広まっていることを感慨深く思います。
GABAと健康
当社はGABAを生産する特許技術を持ち、ストレス軽減や睡眠の質向上など、多くの健康効果が期待できるこの素材を用いた商品の開発を行いました。例えば、「GABA100睡活ビネガー」は、全国に向けてのテレビCMを通じて認知度を高め、販売も好調を維持しています。特に、飲み切りタイプの「GABA100睡活ビネガー ストレート」は、スーパーやコンビニのチルドコーナーに展開され、多くのお客様に支持されています。これに加え、GABAの素材販売を積極的に行うことで、さらなるブランドの認知度拡大を図っています。
海外事業の成功
また、2025年はタイ関連の事業においても節目の年でした。1995年に設立されたYamamori Trading Co., Ltd.が30周年を迎え、また「タイカレー」が25周年を迎えることができ、多くのお客様にご利用いただいていることに感謝しています。特に「タイカレー」は、日本の食卓に定着し、今や多くの方々に楽しんでいただける存在となりました。
価格高騰に対応した商品開発
経済環境が厳しい中、当社は「釜めしの素」などの主力商品群も進化させています。高騰する米の価格を受けて古米を美味しく食べる提案を行なっており、「松屋監修 炊き込み牛めし」や「香り松茸 きのこごはん」などの新商品を取り揃えています。お客様に新たな価値を提供することができることは、製造業としての誇りです。
加速するM&A戦略
さらには、アジア食品株式会社との提携などM&Aも進め、独自の製品開発に取り組んでいます。この戦略的提携によって、グループ内のシナジーを生かした新商品開発が進んでいます。また、株式会社風土食房の買収により素材にこだわった商品の開発も行うようになりました。
新スローガン「いい味。いい未来。」の意義
ヤマモリの新スローガン「いい味。いい未来。」は、次世代への取り組みを象徴する言葉です。私たちは「おいしさ」を通じて、消費者の心と体の礎となる価値を持続的に提供し、より豊かな未来を共に創造することを目指しています。この思いは、今後も経営において重要な柱となります。
未来に向けた歩み
2026年には、ビジョンの追求をさらに加速させ、企業としてのブランドに対する意識を高めることを目指しています。従業員同士のコミュニケーションを深化させることで、より良い職場環境を作り出し、全社員が笑顔で働ける社会を目指します。私たちは、変化と挑戦の中で、社員の力を信じ、笑顔が生まれる職場を維持しながら、持続可能な成長を実現していきます。
2025年の支援に感謝しつつ、2026年も引き続き、研究と技術を基にしたマーケット・インの視点で、新しい商品を提案し続けていきたいと思います。
会社概要
企業名: ヤマモリ株式会社
代表者: 代表取締役社長執行役員 三林圭介
所在地: 三重県桑名市陽だまりの丘6-103
創業: 1889年
設立: 1951年
資本金: 4億3500万円
従業員数: 806名(パート含む)
事業内容: 醤油、つゆ、たれ、レトルトパウチ食品、飲料等の製造販売