タイミーが南富良野町との新たな連携を発表
株式会社タイミーが、北海道南富良野町とその商工会および観光協会と包括的な連携協定を結びました。この取り組みは地域活性化を目指し、スキマバイトサービス「タイミー」の活用を進めることを目的としています。
南富良野町の特性
北海道のほぼ中央に位置する南富良野町は、豊かな自然環境に恵まれた地域です。森林が約9割を占め、空知川沿いには多くの集落があります。地域に根付いた基幹産業は農業や林業ですが、最近では観光業も注力されています。特に、ラフティングやサイクリング、湖での釣りなど、自然を生かしたアクティビティが観光客に人気です。
しかし、南富良野町では急速な人口減少と高齢化問題が顕在化しています。1965年には11,029人を擁していた人口が、2025年にはわずか2,209人にまで減少する見込みです。また、高齢化率も急増し、2030年にはさらに厳しくなると言われています。
スポットワークによる新しい働き方
この連携協定では、タイミーが提唱する「スポットワーク」システムを活用し、地域の潜在的な労働力を呼び起こすことを目指します。スポットワークの利便性は、好きな時間や場所で働ける点にあり、柔軟な働き方を提供します。この施策により、地域住民は新たな雇用機会を得ることができ、地域の経済活動が活発化することが期待されます。
具体的には、農業や観光業の事業者向けに業務の切り出し方を提案したり、実用的な説明会を開催し、スポットワークの導入を促進するなど、多様なサポートを行います。また、町内の移住体験住宅を利用する方にもスポットワークの魅力をアピールし、地域での仕事を知る機会を提供する計画です。これにより、移住・定住の促進を図ります。
地域課題解決への取り組み
当社が掲げる理念「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションのもと、南富良野町の地域課題に対する解決策を投じることができます。タイミーはすでに日本全国で多くの自治体と連携し、地域活性化に貢献してきた実績を持っており、今回の協定締結でそのネットワークをさらに広げることが期待されています。
南富良野町との連携の意義
この連携は、タイミーにとって全国で23道府県、48自治体目の協定となります。また、北海道では17自治体目ということで、地域の特性にあった形でのサービス提供が進むことが期待されます。早速、スタッフとの連携強化や地域に特化した事業の展開が進むことでしょう。
今後、タイミーは地域とも密にコミュニケーションを取りながら、より良い働き方の提案をしていきたいと考えています。南富良野町での新たな取り組みが、地域の活力となり、住民や訪れる人々にとって、魅力的な状況を生み出すことを目指します。