Roktが新たな評価額でセカンダリー取引を発表
米ニューヨークに本社を置くEコマーステクノロジー企業Rokt(ロクト)は、2025年1月16日にセカンダリー取引を行うと発表しました。この発表により、Roktの評価額は驚異の35億米ドルに引き上げられました。この取引には、Tiger Global Management、Square Peg、Barrenjoey、SecondQuarterなどの名だたる投資家が関与しており、約3億3,500万米ドルの株式購入契約も締結されています。また、取締役会メンバーであるジョン・ホー氏、テリー・ボウエン氏、カレン・カッツ氏も株式を購入することになっています。
RoktのCEOであり共同創業者のブルース・ブキャナン氏は、設立から12年の間に達成した成長を称賛しました。今年度の売上高は前年比43%増の6億米ドルに達し、その成長はRoktのEコマース向けプロダクトや新製品『Rokt Pay+』、さらにはAfterSellを通じた中小企業向け支援に起因しています。特に、Rokt Brainと呼ばれるAIを活用した顧客レレバンスエンジンに対して実施した6,000万米ドル以上の投資が、レレバンス向上に成功したことも強調されています。
これにより、Roktは過去6年間で売上を10倍に引き上げたほか、プロダクトとネットワークへの大規模な投資を行いながらも収益性を維持しているとのことです。さらに、多くの投資家からの関心を受け、従業員や初期投資家に対して1億米ドル以上の流動性を提供できることに大きな満足感を示しています。
投資家のTiger Globalのパートナー、グリフィン・シュレーダー氏もコメントを発表しており、Roktが顧客に提供する価値や、同社の信頼性を称賛しています。これにより、新たな投資機会の確保ができたことを嬉しく思っているとのことです。
さらに、Roktの取締役会にはアニタ・サンズ氏が新たに加わることも発表されています。彼女は米国を拠点とする投資家であり、ServiceNowやNubankを含む複数の企業の取締役経験を持つ専門家です。以前はUBS Wealth Management AmericasのCOOを務めており、金融サービスやテクノロジー分野で幅広い経験を有しています。サンズ氏はRoktの取締役会に加わることを大変喜び、同社がEコマース業界において新たな収益を開拓できるようサポートすることに期待を寄せています。
Roktについて
Roktは、顧客による購入の瞬間にトランザクションにレレバンスをもたらすことで、企業がさらなる価値を創出する手助けをするEコマースのグローバルリーダーです。AIプラットフォームとネットワークは11年に及ぶ実績を持ち、Live NationやPayPal、Uber、Huluなどの主要企業に利用されており、年間数十億件のトランザクションを最適化しています。Roktは現在、北米やヨーロッパ、日本を含むアジア太平洋地域の15カ国で事業を展開しています。詳しい情報は公式サイト
Rokt.jpをご覧ください。