新生日本サイプレスの挑戦
2015-06-02 18:10:50
新生日本サイプレスが組織刷新と新戦略を発表し成長目指す
新生日本サイプレス、組織体制の刷新と戦略を発表
日本サイプレス株式会社が、経営統合の完了を受けて、新しい組織体制と事業戦略を発表しました。本社は米国カリフォルニア州サンノゼに置かれ、NASDAQ上場企業として国際市場でも注目されています。経営統合の一環として、長谷川夕也氏が新たに社長に就任し、吉澤仁氏が会長(シニアアドバイザー)としてサポートすることが発表されました。
経営統合の背景
日本サイプレスは、旧サイプレスと旧スパンションが統合した結果、新たなビジネスチャンスを模索しています。今回の組織刷新は、この経営統合をより効果的に機能させるための重要なステップです。長谷川氏のリーダーシップのもと、両社の強みを生かしながら、特に自動車やファクトリーオートメーション、IoT関連の営業活動を強化していく方針です。
長谷川夕也氏の経歴
長谷川氏は、旧スパンション社の営業部門で副社長としての経歴を持ちます。2014年の1月から同社に勤務を開始し、翌年のスパンションとの合併後にサイプレスに入社しました。彼は、日本市場における戦略的営業の強化や、マイコンとアナログ製品の拡販に尽力してきました。更に、彼はIntegrated Device Technology (IDT)社において、日本のカントリーマネージャとしても実績を残しています。
吉澤仁氏の役割
一方、吉澤氏はエレクトロニクス業界で40年以上の豊富な経験を持ち、2008年にサイプレスに加入しました。彼はこれまで日本サイプレスの社長を務めており、今回の組織体制の刷新により新しい役職に就任しました。吉澤氏は、マーケティング戦略の強化及びM&A活動の推進に注力します。
今後の展望
新生日本サイプレスは、両者のリーダーシップを活かし、シナジー効果を最大限に引き出すことを目指しています。特に、長谷川氏が重視する顧客管理や新規デザインの獲得に注力することにより、日本市場での存在感をさらに高めることが期待されます。
Salasとアプリケーション担当の上級副社長、マイク・バロウ氏は、長谷川氏の経験が企業の成長に大きく寄与すると期待を寄せています。特に自動車産業、通信、民生分野における強みを活かし、売上げの拡大を目指す方針です。新生日本サイプレスの展望には多くの関心が集まっています。
このように、組織体制の刷新と戦略的営業活動への注力は、日本サイプレスが今後さらなる成長を遂げるための重要なステップと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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サイプレス セミコンダクタ コーポレーション
- 住所
- San Jose, CA USA198 Champion Court
- 電話番号
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