DNPが間接材購買システムAPMROを導入し業務効率化へ
大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、株式会社アルファパーチェスが提供する間接材購買システム「APMRO」を導入した。これにより、同社の購買業務の効率化を目指し、業務負荷の軽減や時間の短縮を図ることになる。
新システム導入の背景
間接材は通常、単価が安い商品が多いにもかかわらず、対象となる商品数が膨大であるため、その管理が非常に煩雑だ。特にサプライヤーの選定や支払管理といった業務には多くの時間と労力が必要となる。これが大きな課題としてDNPに存在していた。また、購買に関与する部門が多岐にわたるため、購買実態の把握や承認プロセスの設定が難しく、内部統制の強化の面でも懸念が残っていた。
このような背景から、DNPはAPMROの導入を決定。創業以来、大企業向けに間接材購買の一元管理が可能なシステムを提供しているアルファパーチェスが、これらの課題の解決に向けたソリューションを提供することになった。
APMROの主な特徴
APMROは、アルファパーチェスが提供するSaaS型の間接材購買システムであり、主要な間接材の電子カタログを利用可能だ。以下の機能が標準装備されている。
- - 商品検索機能:必要な商品を簡単に見つけることができます。
- - 同一品比較機能:価格やスペックを見比べられるため、最適な商品選定が可能。
- - 見積依頼機能:複数のサプライヤーから見積もりを取得可能。
- - 発注・承認機能:円滑な業務プロセスを確保します。
- - 受入検収機能:商品の受け入れや検収をスムーズに行えます。
さらに、他のECサイトとの連携ができるため、効率的な間接材の購入管理が実現できる。
今後の展開
DNPは、このAPMROを活用することでさらなるリードタイムの短縮や発注価格の適正化を目指す。また、増大する品目数にも効率的に対応し、ガバナンスの強化や購買部門の業務改革を進めていく計画だ。この取り組みは、同社の業務効率化だけでなく、テレワークの推進やガバナンス強化にも寄与することで、今後の企業運営に大きな影響を与えるだろう。
会社概要
大日本印刷株式会社
- - 代表者:代表取締役社長 北島義斉
- - 所在地:東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
- - 設立:1894年1月19日
- - URL:DNP
株式会社アルファパーチェス
- - 代表者:代表取締役社長 兼 CEO 多田雅之
- - 所在地:東京都港区三田1-4-28三田国際ビル15階
- - 設立:2000年11月15日
- - URL:アルファパーチェス
DNPとアルファパーチェスの協力によって、今後も間接材購買の管理が効率的に行われることが期待されている。