日本ホテルの新サービス「CO₂ゼロSTAY🄬」
日本ホテル株式会社は、2023年3月1日から「CO₂ゼロSTAY🄬」という革新的な宿泊サービスを導入しました。このサービスは、宿泊することで生じるCO₂の排出量をカーボン・オフセットできるというものです。これにより、宿泊者は手軽に地球温暖化対策に貢献できる機会を得ることができます。
サステナブルな宿泊を実現する取り組み
日本ホテルは、東京都豊島区に本社を置き、首都圏に多くのホテルを展開しています。「CO₂ゼロSTAY🄬」の取り組みは、宿泊業界におけるサステナブルな先駆けとして評価されており、すでに東京ステーションホテルやホテルメトロポリタン エドモントで導入されています。そして、2025年10月からは新たにメズム東京、オートグラフ コレクションを含む8つの施設でも同サービスを開始予定です。これにより、合計で11軒のホテルが「CO₂ゼロSTAY🄬」を採用することとなります。
取り組みの成果と評価
「CO₂ゼロSTAY🄬」は観光業界におけるサステナブルな取り組みとして、複数の賞を受賞しています。具体的には、第一回JATA SDGsアワードの優秀賞や第7回ジャパン・ツーリズム・アワードにおいて入賞しており、サービス開始以来、全国120の宿泊施設において導入され、累計で18万泊を達成しています(2025年9月時点)。また、地域のJ-クレジットを活用した「地産地消プラン」や、「農業応援プラン」などの多様な取り組みを通じて、地域や環境への貢献を目指しています。
CO₂をオフセットする意義
「CO₂ゼロSTAY🄬」を利用すると、宿泊施設で生じるCO₂排出がどのようにオフセットされるのかお客様に伝えられます。宿泊を通じて環境保護に参加できることから、多くの旅行者にとって新しい価値となります。さらに、宿泊者にはオフセットの証明書も渡され、その活動が具体的にどれほどの影響を持つかを実感できます。これは、次世代に向けた脱炭素社会の実現に向けた重要なステップです。
サステナブルな未来に向けた目標
日本ホテルは、このサービスを通じて「人・企業・地域」をつなぎ、持続可能な社会の実現を目指しています。経済活動を停滞させることなく、CO₂排出量をオフセットする仕組み作りが大切です。また、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」と目標15「陸の豊かさも守ろう」にも寄与することを目指しており、今後も様々な取り組みを続けていく予定です。
このように「CO₂ゼロSTAY🄬」は、宿泊者自身が地球環境に貢献できる新たな宿泊体験を提供しています。今後、ますます広がるこの取り組みを通じて、サステナブルな観光が普及していくことを期待しています。