グルガオンの教育支援拠点がオープン
インド・グルガオンのスラム地域で、子どもたちの学びの場を提供するため、NPO法人結び手が新たに図書館、自習室、アート広場を開設しました。2026年8月18日より、Emerald Plaza内の一室が子どもたちのために開放され、毎日14時から16時の間、多くの子どもたちが利用できるようになっています。この新たな取り組みは、「もっと学びたい」という子どもたちの気持ちに応えるために設立されました。
学びたい気持ちを引き出す
結び手が教育活動を行う過程で、特に子どもたちが授業の合間や学びの時間がない時に、学びたいという気持ちを持っていることに気づきました。しかし、スラム地域ではそのための環境や機会が不足しており、多くの子どもたちが勉強を続けたいと思っていても実現できない状況がありました。そこで、結び手はオフィススペースも兼ねたこの拠点を設け、子どもたちが自分のペースで学べる環境を提供します。
自由な環境での学び
開放時間中は子どもたちが10人未満で利用しており、それぞれの興味に応じて過ごしています。本を読んだり、学校の内容を自習したり、アートに挑戦したりと、様々な活動が行われています。小さな子どもたちには、必要に応じて教員が基礎的なサポートを行うことも。特に、日本から寄贈された子ども向けの英語の本を通じて、新たな知識や情報に触れることができる場も提供しています。
日常のマナーも学びに
この拠点では、学ぶことだけでなく、日常生活のマナーやルールも重視しています。手を洗う、靴を揃える、使ったものを元の場所に戻すなどの習慣を身につけることができるようにしており、個々が居心地よく過ごせるよう配慮されています。他の利用者とも平等に資源を使用できるため、共有の精神が育まれています。こうした取り組みは、単に学科の知識を得るだけでなく、社会的なスキルを学ぶ重要なステップでもあります。
安全を最優先に
拠点は、結び手が活動を行うスラム地域の近くに位置しており、周辺の交通状況にも配慮がなされています。特に、安全に移動が難しい小さな子どもたちは利用対象外として、事故防止に努めています。運営スタッフが常に駐在しているため、子どもたちが安心して過ごせる環境を確保しています。
未来への展望
結び手の目指す取り組みは、単に自習スペースを提供することにとどまらず、子どもたちが興味を持ち、知識を広げる機会を提供することにあります。本に触れ、新しい世界を知り、アートで自分を表現することを通じて、子どもたちの「もっと知りたい」という意欲を学びにつなげる場を提供しています。さらに、プロジェクターの設置により今後、インターネット環境が整備されることによって映画などの視聴も計画されています。
NPO法人結び手について
NPO法人結び手は、「外部環境が原因で努力できない人に機会を提供する」ことを理念に、教育支援、職業訓練、医療支援など、多岐にわたる活動をインドで行っています。公式ウェブサイトやSNSでは、最新の活動情報を発信しています。 公式サイト:
Musubi-Te Foundation, 公式Instagram:
@npo_musubite