新卒採用市場の変化
2026-07-27 14:24:08

新卒採用市場、7年ぶりの減少傾向に見る学生の意識と企業の対応

新卒採用市場における変化



株式会社キャリタスが2027年卒の新卒採用に関する調査を行い、近年の動向に注目が集まっています。今年度の調査では、「完全に売り手市場」とされてきた状況が7年ぶりに減少に転じたことが明らかになりました。この潮流は、企業と学生の双方に対し、今後の採用戦略の見直しを促すこととなるでしょう。

調査の概要と背景



調査は2026年6月29日から7月8日の間に行われ、全国の有力企業から1,022社が回答しました。その結果、学生のエントリー数や面接参加率の変化が見受けられ、特に「待遇や働き方にこだわる学生が増えた」という企業の声が74.5%を占めています。学生側の意識が変化する中、企業はどのように準備を進めているのでしょうか。

学生の反応と面接開始時期



調査によると、2026年卒採用との比較でエントリー数が「増えた」と答えた企業は35.1%、一方で「減った」とする企業は41.2%に達しています。このことから、全体的には面接参加率は向上しているものの、その実態は企業によって異なるようです。特に大手企業では、内定出しを12月から開始する傾向が見られ、年内に面接を行う企業は4割以上に達しました。

内定者充足率と企業の満足度



選考を終了した企業は22.3%であり、充足率の平均は54.3%に留まっています。また、企業の内定者に対する満足度は「質・量ともに満足」と答えた企業が22.2%である一方、特に「量」が不足していると感じる企業が多く見受けられました。

内定辞退者の状況



内定辞退者に関しては「増えた」と答えた企業が21.8%であるのに対し、「減った」との回答が22.3%という結果になりました。企業の内定承諾促進施策としては「人事面談」が最も多く、学生とのコミュニケーションが重要視されています。

2028年卒の採用計画



さらなるインターンシップの実施が76.6%の企業で予定されており、早期に実施する動きが強化されています。また、2028年卒業予定者に関しては、7割以上の企業が採用を計画しており、引き続き採用意欲は高いことも示されています。これに伴い、採用予算も増加傾向にあるとのことです。

人事担当者の声



調査結果を受けて、人事担当者による川柳が紹介されました。「まず条件 やりたいことは 特になし」や「自己PR AI書いたと AIが言う」といったユーモアを交えた表現からは、採用活動の厳しさや学生の期待が垣間見えます。

まとめ



「完全に売り手市場」が減少に向かう中、新卒採用市場の環境が変わりつつあります。学生の要求が多様化する中で、企業はこれに適応する必要があり、今後の採用戦略においても柔軟な対応が求められます。企業はエントリー数や内定者の質、さらには学生との接点をどう活かしていくかが今後の勝負どころとなるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社キャリタス
住所
東京都文京区後楽2-5-1
電話番号
03-4316-5500

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