日本初のライトニングネットワーク概観が登場
ビットコインの普及がなかなか進まない日本に、新たな潮流が生まれました。無料で利用できるビットコイン教育サイト「ロストイン・ビットコイン | 迷宮ビットコインの歩き方」が、新たに「ライトニングネットワーク概観」を掲載しました。このサイトはビットコインに関する有益な情報を提供し、日本でのビットコイン理解の深化を目指しています。
様々な問題を抱えるビットコインの普及
日本でビットコインの普及が進まない一因は、やはり言語の壁です。英語圏ではメディア、金融機関、経済学者などが連携し、ビットコインに関する優良なコンテンツを次々と発信しています。しかし、日本語に翻訳されることは極めて少なく、それが理解度やアダプションの格差を生んでしまっています。これを打破するべく、「ロストイン・ビットコイン」は、海外でのリソースを日本語に翻訳し提供することで、日本におけるビットコインの理解を深めるべく活動しています。
コミュニティ主動型のプロジェクト
このサイトはオープンソースプロジェクトで運営されており、GitHubを活用した透明性のある運営が行われています。コンテンツの提案や翻訳にはビットコインのコミュニティの有志も参加しており、今後もコミュニティ主導での改善や拡充が期待されています。
新たに公開された『ライトニングネットワーク概観』
今回、新たに掲載された「ライトニングネットワーク概観」は、日本では初めての本格的なレポートです。このレポートを作成したのは、ライトニングネットワークの社会実装を推進するコミュニティ「Diamond Hands」で、海外メディアでも取り上げられるなどグローバルに活動しています。
このレポートは技術的解説を軽減し、既存サービスとの比較や成長トレンド、海外のユースケースなどに焦点を当てているため、ビジネスパーソンにとっても非常に有用な内容となっています。ビットコインの未来を考え、早期導入を考える企業が現れることが期待されます。
ライトニングネットワークの魅力
そもそもライトニングネットワークは、ビットコインネットワークの上に構築されたセカンドレイヤーで、取引処理能力を向上させるために提案されました。低コストかつ即時決済を可能にするペイメントチャネルの他にも、プライバシー改善や分散型ウェブの基盤技術としても注目されています。実際、エルサルバドルでは日常的な買い物にライトニングネットワークが利用されており、その普及が進行中です。
フルグル合同会社の役割
「ロストイン・ビットコイン」はフルグル合同会社によって運営されており、企業スポンサーとして「Diamond Hands」の活動も支援しています。フルグルは、アーリーステージのスタートアップを支援する米国のベンチャーキャピタルの日本法人です。
「ロストイン・ビットコイン」は、ただの情報提供だけでなく、日本市場へのビットコインの浸透を加速させる重要な役割を担っています。今後の展開に期待が寄せられています。レポートは以下のリンクからも閲覧可能です。
ライトニングネットワーク概観ページ