NEXYZ.とアルプス中央信用金庫が提携、地元企業の脱炭素化支持へ

NEXYZ.とアルプス中央信用金庫の脱炭素支援パートナーシップ

株式会社NEXYZ.（以下、NEXYZ.）は、アルプス中央信用金庫（以下、あるしん）との業務提携を結び、地域の中小企業を対象にした脱炭素支援に乗り出しました。この取り組みは、環境への配慮と地域経済の活性化を目指すものです。

提携の背景と狙い

長野県伊那市を本店とするアルプス中央信用金庫は、地域経済の発展に努力しており、SDGsの理念に賛同し、持続可能な社会の実現を目指しています。NEXYZ.はこの理念に共感し、特に中小企業および地方自治体に焦点を当てることで、多くの地元企業が脱炭素への取り組みを強化できる環境を整えることを狙っています。

政府が掲げる「2030年100％LED化」の達成率は2024年度において58％と、顕著な進捗が見られない状況です。また中小企業での脱炭素化の取り組みも2割に満たず、その理由として情報不足や資金面、さらには人材の確保が難しいことが挙げられます。これらの課題を解消するため、NEXYZ.は初期投資が不要な省エネ設備導入を可能にする「ネクシーズZERO」というサービスを提供します。

ネクシーズZEROの特徴

このサービスは、LED照明を含む省エネ設備の導入を、初期投資なしで行えるという特徴があります。これにより、中小企業でも気軽に脱炭素化に取り組むことができるようになります。特に地域金融機関であるアルプス中央信用金庫と提携することで、地域の経済状況やニーズに密着した支援を提供することが可能になります。

現在、NEXYZ.は80社以上の地域金融機関との提携を進めており、顧客企業の設備導入によるCO₂排出削減効果を実績として金融機関に提供しています。これにより、TCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）への対応もスムーズに進められるようになります。

地域経済と環境への貢献

この取り組みは、単に脱炭素化を進めるだけでなく、地域経済の活性化にも寄与します。地元企業が省エネ設備を導入することで、電気料金の削減や運営コストの軽減が期待され、より健全な経済基盤を築く手助けともなるでしょう。

結論

NEXYZ.とアルプス中央信用金庫の提携による取り組みは、地域の中小企業にとって、持続可能な経営を実現する重要なステップです。脱炭素への社会的な要請が高まる中、地域金融機関の後押しにより、企業が環境問題に真正面から取り組むことが期待されています。この新たなパートナーシップが、地域の持続可能な未来を築く一助となる事を願っています。