現場DXサービス「KANNA」に掲示板機能登場
株式会社アルダグラムが提供する現場DXサービス「KANNA」は、2024年12月3日から新たに「掲示板機能」を追加することを発表しました。この機能は、特に災害時における情報の迅速な伝達を目的としています。現場の生産性向上を進めるため、各関係者への情報周知がスムーズになることが期待されています。
開発の背景と課題
多くの企業が抱える課題の一つは、重要な情報が埋もれてしまうことです。これまで建設業界を中心に、災害等の通知はメールでの一斉送信が主流でした。しかし、受信者は多くのメールの中から重要な情報を見つけ出すのが困難で、全ての関係者に確実に届いているかの確認も困難でした。そこで新しく追加された掲示板機能は、重要な情報を一目で確認できるようにし、迅速な周知を可能とします。
投稿された情報はすぐに掲示板に表示され、過去の情報も容易に検索できるため、関係者は必要な情報を即座に把握できるところが大きな利点です。また、掲示板には情報の履歴が蓄積されるため、過去の重要なお知らせも再確認することが可能です。
様々な活用シーン
掲示板機能は多岐にわたるシーンでの活用が見込まれています。具体的には、以下のような場面で有効です:
- - 災害時の緊急連絡:台風や地震発生時の警報や注意喚起。
- - 安全配慮義務に関するお知らせ:熱中症対策や作業環境の注意喚起など。
- - 会合やイベントの通知:安全大会や各種会議の開催情報を共有。
- - 製品や部材に関する情報:新たな施工手順や部材の変更点を速やかに周知。
- - 休業日のお知らせ:年末年始等の営業スケジュールを案内。
このように、多様な情報の通知が可能になることで、企業全体の安全管理や生産性の向上が期待されています。
「KANNA」とは?
現場DXサービス「KANNA」は、世界中のノンデスクワーク業界に特化した生産性向上サービスです。ユーザビリティに優れたシンプルなインターフェースを持ち、ITツールに不慣れな方々でも扱いやすい設計が特徴です。また、モバイルアプリの評価も高く、Appストアでの評価は4.3点(5点満点)を記録しています。
2020年からの展開以来、国内外の多くの企業に利用され、現在では50,000社以上が「KANNA」を導入しています。さらに言語も日本語に限らず、英語、タイ語、スペイン語、ベトナム語に対応しており、海外進出も果たしています。
社内のコミュニケーションコストを削減するため、現場で必要な情報を簡単に確認できる「KANNAプロジェクト」や、ペーパーレス化を進める「KANNAレポート」など、さまざまなサービスを展開。
まとめ
「KANNA」の掲示板機能の導入は、災害時の迅速な情報共有に大いに寄与するでしょう。現場の安全性や生産性の向上に貢献し、ユーザーのニーズに応える形で進化し続ける「KANNA」。その展開に今後も注目が集まります。