30~50代女性が捨てたくないものとは?
2025年7月号の特集「ものが多くてもスッキリ暮らす!」では、全国の30~50代女性からのアンケート調査結果に基づき、彼女たちが最も大切に思っている物について明らかにしました。
調査は、全国の298人の女性を対象に行われ、家に残したくない物のランキングを発表。その結果、最も多くの支持を得たのは「家族の思い出の品」で、全体の21.4%がこれを挙げました。次いで「趣味で集めているもの」が16.1%、そして「紙の本」が13.1%と続きます。これらの結果から、女性たちが自らの思い出や趣味に対する強い愛着を持っていることがわかります。
具体的な意見も
調査結果について、ESSEの読者代表組織「ESSEフレンズエディター」のメンバーからも興味深いコメントが寄せられました。整理収納アドバイザーであり3人の子供を育てる大熊江美子さん(46歳)は、「家族の思い出の品が1位なのには深く共感します。物を持たない生活が美徳とされる今だからこそ、自分が大切に思えるものを残すことは重要です」と率直に語ります。
一方、パート主婦で2人の息子を育てる久世よう子さん(44歳)は、「紙の本に関しては特に手放したくないと思っています。一度処分して後悔した経験があるので、感情が伴うものは大事にしたいです」との思いを明かしました。
このように、捨てられない物にはそれぞれの理由があることが伺えます。ライフオーガナイザーのさいきかよこさん(41歳)は、「愛着があるものは、全て自分の心に残る重要な存在です。迷ったものは、『ワクワクした気持ちがあるかどうか』で自分自身に問いかけることが整理のコツだと思います」とアドバイスを送ります。
終わりに
ESSEフレンズエディターの意見も交えながら、今回の調査が示したように、30~50代の女性たちが捨てたくないものには、家族や個人の歴史が色濃く反映されています。身近な人との思い出や、自分が楽しんだ趣味は、単なる物以上の価値を持っているのです。今後、彼女たちの「好き」をどう大切にし、取り入れていくのか、ますます注目が集まることでしょう。