台湾を代表する人気ロックバンド、蘇打綠(ソーダグリーン)が日本武道館での公演を大成功させ、その足跡を振り返る特別講座が開催されます。この講座では、バンドの創設メンバーでありベーシストの馨儀(シンイー)さんがリモートで参加し、音楽評論家の関谷元子さんと共に、20年の活動を振り返ります。
蘇打綠は独自の透明感のあるサウンドで知られ、その音楽は多くのファンを魅了しています。今年の日本武道館公演はソールドアウトとなり、日本でもその実力を証明しました。この公演の熱気と興奮、さらにはバンドの創立から今までの歩みについて深く掘り下げます。
講座では、バンドの結成からメンバーそれぞれの特徴、そして馨儀さん自身がどのような思いでこの20年を過ごしてきたのかを伺い、新たな未来に向けた展望も語られます。また、特に注目されるのは、最近リリースされたデビューアルバムのリメイクや初期音源が収録された2枚組アルバム『ソーダグリーン』の制作秘話です。このアルバムはオリコン・デイリー・アルバムチャートで第三位という素晴らしい成果を上げました。
さらに、馨儀さんはソーダグリーン以外でも多岐にわたる活動を展開しており、プロデューサーとしても高く評価されています。台湾のポップシンガーであるウェイ・リーアンや、女性グループS.H.EのメンバーEllaなどの大型コンサートの制作を担当し、音楽シーンでの影響力を発揮しています。
現在、台北ポップ・ミュージック・センターでは馨儀さんが制作した1930年代の台湾音楽をテーマにした展覧会が開かれており、その内容や背景についても講座の中でお話しされる予定です。
この特別講座は、オンサイトとオンラインの両方で参加可能です。興味のある方はぜひお申し込みください。受講料は会場参加の場合、会員が5,038円、一般が5,720円、オンライン参加は3,850円です。開催日程は2025年7月25日(金)19:00からとなっています。詳細はNHK文化センターの公式サイトにてご確認ください。
音楽の魅力を深く掘り下げるこの機会をお見逃しなく!