長野市の善光寺門前に、発酵食品をテーマにした新しいレストラン「HAKKO MONZEN」が2019年9月にオープンしました。この店舗は、初店舗となる山ノ内町の「HAKKO」と同様、信州の豊かな食文化を活かし、県産食材と発酵食品を融合させた創作料理を提供します。
美しいリノベーションを施した店舗
「HAKKO MONZEN」は、100年の歴史を持つ旧「金石総本店」をリノベーションした店舗です。そのため、当時の内外装を生かしたデザインが特徴で、明るく広々とした空間が魅力的です。一人でも入りやすいカウンター席や、団体向けの大テーブルなど、利用シーンに合わせて選べる席が用意されています。宴会や冠婚葬祭にも対応可能です。
信州の発酵文化を楽しむメニュー
長野県は、日本の味噌の約5割を生産する地域であるため、発酵食品が豊かに育まれています。「HAKKO MONZEN」では、信州産の発酵食品を使った特別メニューを提供しており、訪れる人々に新たな食体験を提供しています。料理は、旬の食材を取り入れた創作料理が中心で、県産の食材の魅力を存分に引き出しています。
例えば、若手農家から直送される新鮮な野菜や、旬の果物を利用した「HAKKOファームサラダ」は965円とお手頃で、健康的なバランスを考えた一皿です。また、信州の郷土食である醤油豆を生ハムと組み合わせた「しいたけのグリル生ハムと醤油豆のせ」660円は、ユニークなアプローチで人気を博しています。さらに、信州米豚の酒粕漬けグリル1,000円は、酒粕に漬けた豚肉をじっくり焼き上げており、香りと甘みが絶妙にマッチしています。
食の現場とのつながり
「HAKKO MONZEN」では、料理に使用する食材の生産者についての詳細な説明を行い、さらに実際に生産者と触れ合うトークイベントも企画しています。これにより、食の背景を学びながら、参加者が食への理解を深める場を提供しています。若手農家との連携を強化し、地域の食文化を発展させるための体験を作り出しているのです。
若い力の活躍
この新店舗では、20代前半のスタッフが中心となり、店舗の開発や運営に積極的に携わっています。地域の若手が集まり、長野市を元気にする取り組みを進めています。開業資金調達に際しては、地域の不動産マネジメント企業からの支援も受け、改装が実現しました。
オープニングイベントのご案内
オープンを記念して、内覧を含むイベントも開催されます。ビュッフェ形式のフードやドリンクに加え、店内でのライブペイントおよびDJパフォーマンスも予定されています。参加費は一般3,000円、学生は2,500円で、フードと1ドリンクが含まれます。
店舗情報
- - 店名: HAKKO MONZEN ~Craft Food Parlor~
- - 住所: 〒380-0832 長野県長野市東後町16-1-1F(信州地域デザインセンター1階)
- - 営業時間: ランチ 11:00〜14:30L.O / ディナー 18:00〜22:30L.O
- - 定休日: 月曜日
- - 席数: 約40席
新たに誕生した「HAKKO MONZEN」は、信州の食文化をさらに引き立てる存在として、多くの人々に愛されることでしょう。